英国ジャガー・ランドローバーはジュネーブモーターショーにて、ランドローバーの「レンジローバー・ヴェラール」と新型「ディスカバリー」人道支援向けビスポーク・モデル「プロジェクト・ヒーロー」、ジャガー「I-PACE コンセプト」を公開した。

ジュネーブモーターショーで公開されたランドローバー「レンジローバー・ヴェラール」

新型モデルであるランドローバー「レンジローバー・ヴェラール」は、「レンジローバー・イヴォーク」と「レンジローバー・スポーツ」の中間と位置づけられるモデル。軽量アルミニウム構造を採用し、最新の非常にクリーンなインジニウムガソリンとディーゼルエンジンを搭載している。同モデルは英国だけで生産される予定だという。

新型「ディスカバリー」のビスポーク・モデル「プロジェクト・ヒーロー」は、世界最大の人道支援ネットワークである国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)とジャガー・ランドローバーのパートナーシップにより開発された。ルーフにドローンが据え付けられ、車両が動いている間もドローンを着陸させることが可能な世界初の技術を採用している。

ランドローバー「プロジェクト・ヒーロー」

ジャガー「I-PACE コンセプト」

ジャガー初のエレクトリック・パフォーマンスSUVとなる「I-PACE コンセプト」は、量産車「ファースト・エディション」のエクステリアカラーのひとつであるファントムレッドが展示された。同モデルはオーストリア・グラーツにあるマグナ・シュタイヤー社の工場で製造される。同社は100年を超える実績があり、これまで世界中の自動車メーカーと協力して、幅広く委託製造を行っている。