親としては、楽しみでもあり、ちょっぴり心配でもある子どもの保育園・幼稚園入園。園生活ではさまざまな必需品があるが、中には園側から"手作りで"とお願いされ、大変な思いをするパパ・ママも多いだろう。そこで今回は、子どもを持つ女性マイナビニュース会員301名に、「保育園・幼稚園などの入園グッズで、手作りを求められたものはあるか?」を聞いてみた。
Q.保育園・幼稚園などの入園グッズで、手作りを求められたものはありますか?
はい 66.1%
いいえ 33.9%
Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんなものに手作りが求められましたか。具体的に教えてください
「お弁当袋など、袋類」
・「通園リュック(刺繡必須)、絵本袋、上履き袋、お弁当袋(刺繡必須)、聖書袋(刺繡必須)」(47歳/長野県/建設・土木/事務・企画・経営関連/個人事業主・会社役員)
・「上履き袋、給食袋、体操袋、歯ブラシ袋」(44歳/千葉県/建設・土木/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「鍵盤ハーモニカの吹き口入れ」(44歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「上履き入れ、体操服入れ、お道具入れ、ランチ用の布巾入れ」(49歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「鍵盤ハーモニカの収納袋、防災ずきん収納袋、給食袋」(34歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「上履き入れ、お弁当入れ、コップ入れ。これらは必ず手作りという訳ではありませんが、手作りの方が多いです」(43歳//東京都その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
「通園バッグなど、かばん類」
・「通園カバンとは別の、通園バッグ」(41歳/新潟県/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「補助バッグなど通園グッズはなるべく手作りで、とのことでした」(53歳/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
「スモックなど衣類や、エプロンなど」
・「子どもの給食エプロン」(36歳/滋賀県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「幼稚園主催のイベントをするときに、ミニチュアの制服など」(42歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「給食の帽子、エプロン」(44歳/福井県/建設・土木/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「食事用エプロン。フェイスタオルにゴムひもを通したもの」(35歳/愛知県/農林・水産/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
「布団カバーなど、カバー類」
・「お昼寝用布団カバーを作った」(44歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「座布団カバー」(45歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「お昼寝用の布団カバー(サイズが規定されているため、既製品不可)」(30歳/千葉県/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
「タオル、雑巾、ナプキンなど」
・「雑巾。普通のサイズとは別に、さらに半分ぐらいの大きさの雑巾を作って持たせていた」(31歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「雑巾。子どもの手で絞るためにはミシン縫いでは固いので、手縫いが良いとのこと」(40歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
「その他」
・「北海道なので、冬は指定の通園帽から毛糸の帽子に変わるのですが、色を守れば市販でも良かったのですが、なるべく手作りで、とのことでした」(53歳/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
「入園後に、わら草履を上履きと下履き用に2足作る。竹馬を作る」(58歳/徳島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「体操着ゼッケン、水着ゼッケン」(40歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「座布団ですが、防空頭巾になるように指定がありました。買っても良かったのかもしれませんが当時、出回ってはなかった気がします。椅子にセットする際に落ちないように、かつ取り外しがしやすいように太いゴムを取り付けた気がします」(50歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「縄跳びの縄。細く裂いた布を数本渡され、三つ編みにして持ち手部分をくるんだ」(40歳/静岡県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「サイズが決められたランチョンマット」(49歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
総評
調査の結果、保育園・幼稚園などの入園グッズで、手作りを求められたものがある人は66.1%、ない人は33.9%で、全体の約3分の2の人が手作りグッズを求められていたことが分かった。
具体的に手作りを求められたものとしては(複数回答)、「お弁当袋など、袋類」が55.3%で最多となった。2位は「通園バッグなど、かばん類」で47.2%、3位は「スモックなど衣類や、エプロンなど」で14.6%だった。以下、4位「布団カバーなど、カバー類」(12.1%)、5位「タオル、雑巾、ナプキンなど」(10.6%)と続いた。「その他」は16.6%、「特にない、回答なし」は2.5%だった。
1位の「袋類」は、手作りのものを求められた人の半数以上が挙げている。保育園・幼稚園ではさまざまな場面で使用するグッズがあり、「上履き袋」「お弁当袋」「体操袋」「コップ・歯ブラシ袋」など、必然的にそれらを収納する袋類も増えていく。中には、「数珠入れ」や「聖書袋(刺繡必須)」など、園のカラーによる独特の"袋"が求められる例もあった。
2位「通園バッグなど、かばん類」も、広義の袋類という意味合いでは、1位の「袋類」に含めてもいいかもしれない。ただし通常の袋類に比べ、バッグはより頑丈な作りが要求されるということで、ここでは別の分類とした。巾着袋タイプならなんとか手作りできても、かばんとなるとハードルが高いと感じる人も多いかもしれない。通園時に使用する手提げかばんと共に「絵本バッグ」(かばん)を挙げる人が多く、これは保育園・幼稚園ならではかもしれない。
3位は「スモックなど衣類や、エプロンなど」では、食事時のエプロンや、お遊戯や運動の際のスモック(軽作業用の上衣の一種)の手作り経験が寄せられている。また、学芸会の衣装を手作りしたという人もいた。4位「布団カバーなど、カバー類」、5位「タオル、雑巾、ナプキンなど」、6位「ランチョンマットなど」は、独自のサイズのものや刺繡を入れることが必要など、市販品では代用できないケースも見受けられた。
「その他」の回答としては、「アイマスク」「防災ずきん」「楊枝入れ」「あやとり」「お道具箱」「人形」「寝具」など、ユニークな手作りグッズが寄せられている。
園グッズは、できる限り手作りのものを持たせたいと思う人もいれば、仕事や家事が忙しかったり、裁縫や物作りが苦手だったりと、思うように手作りができない人もいることだろう。幼稚園や保育園には、いずれの人でも対応できるような配慮をお願いしたいところだ。
調査時期: 2017年2月27日~2017年3月3日
調査対象: マイナビニュース会員(子どもをもつ女性)
調査数: 301人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません