お笑いトリオ・森三中の大島美幸(37)が、7日に放送された日本テレビ系バラエティー番組『ナイナイアンサー2時間SP』(21:00~)にゲスト出演。同事務所の先輩である星田英利(45=旧芸名ほっしゃん。)の「消費者金融で借金をしてまで食事をおごっていた」という噂の真相に迫った。

森三中の大島美幸

1998年に結成し、20歳の頃には新喜劇の舞台に立っていた森三中。ベテラン芸人の中で心細い思いをし、「これでいいのかな」「ミスしちゃいけない」という緊張状態が続いていたという。舞台を降りても気持ちは休まらず、大島は「コソコソしていました。怖くて」と若手時代を振り返る。

そんな時、星田の後輩から「星田さんがご飯行こうって言ってるけど行かへん?」と誘われ、3人は「星田さんですか?」と耳を疑う。大島にとって星田の印象は「怖い」「笑ってくれない」。一度もしゃべったことがなかったため、食事の誘いは「間違い?」と疑ってしまうほどだった。

「厳しいダメ出しを食らうのだろう」と覚悟して行ったが、星田は自分の面白話を披露。説教などなく他愛もない話ばかりで、「すごく優しかった」と拍子抜けしてしまう。その後も星田は、後輩芸人の中でも森三中を食事に誘い続ける。大島にとっては、「芸人の仲間にさせていただいた」「芸人をこのまま続けてもいいよと言われているような気がして」と大きな支えとなっていた。

ある日、星田が消費者金融に寄ってから森三中をおごっていたという噂を先輩芸人から聞く。話したこともなかったのに、なぜそこまで面倒を見てくれていたのか。長年気になっていたことを、今回の番組で星田本人にぶつけた。

5年ぶりに再会した2人は互いに恥ずかしがりながら核心に。星田は困窮していたことを打ち明け、ナインティナインなどから誘われておごってくれると分かっていても、店までの交通費すらない状態だったので電話にも出ないようにしていたという。

また、消費者金融に立ち寄っていたことも「そうそうそう。新宿ルミネ近くにあったからね」と認める星田。大島が「ありがとうございます……」と深々と頭を下げると、星田は「俺らも先輩にしてもらったこと」と謙遜する。ちなみに当時の借金は400万円ほど。

最後に大島は、「後輩芸人たくさんいたのに、なぜ森三中を誘ってくださったのでしょうか?」と質問。星田は「なんか……わかんねん。わかるっていうかさ。今でも正直、この世界全然慣れへんねん。先輩の楽屋あいさつに行くのもドキドキする」「俺より面白いねんから。そんなに縮こまっててどうすんねん。お前より劣っている俺が必死にやってるのに。お前らは愛されてるし、もっと才能もあるからやれや。みたいな」と当時の思いを告白。大島は「そうだったんですね……」「ありがとうございます」と星田の思いを噛み締めていた。