年齢を問わずお金の悩みは尽きないものですが、最近では、リタイアを控えた世代だけでなく、20代からも老後資金について、不安の声が聞かれるようになりました。少子高齢化社会が進み、公的年金だけでなく「自分で何か準備が必要なのでは」という意識が若い人の間にも広まっているようです。とはいえ、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか。そこで今回は、20代から始める老後のための貯蓄についてまとめてみました。

20代から始める老後のための貯蓄

20代からしっかり貯蓄しておきたい理由とは

「将来のお金が不安」と今から真剣に悩む人がいる一方、「老後のことなんてまだ考えられない」という人もいるかもしれません。とはいえ、やはり老後資金は20代のうちからしっかり貯めておきたいものです。

厚生労働省が発表した日本人の平均寿命は、男性が80.79歳、女性が87.05歳(2015年)。私たちが老後を迎える頃には、さらに平均寿命が高くなる可能性があり、老後生活が長くなると予想されます。加えて、公的年金制度が破たんすることは考えにくいにせよ、年金の支給時期が先送りになったり、受け取れる金額が減ったりすることで、今後はさらに自助努力が求められるようになります。

20代はまだ所得が少なく、「生活費をまかなうので精いっぱい」という場合もありますが、後々の負担を大きくしないために、老後までの時間の長さを味方につけ、少額ずつでもお金を貯めていきましょう。

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