エアバスは現地時間の3月1日、CFMインターナショナル社製LEAP-1A エンジン搭載のA321neo が欧州航空安全庁(EASA)と米連邦航空局(FAA)より型式証明を同時取得したことを発表した。
A321neoは飛行回数160回以上、400時間以上の飛行テストを実施し型式証明取得に至った。機体およびシステムにおいて設計限界を超えた性能が認証され、必要な全ての耐空要件を満たしている。CFMエンジン搭載のA321neoは、A320neoファミリーの中で4番目に型式証明を取得。これにより、A321neoはプラット&ホイットニー社製Pure Power PW1100G-JMと、CFMインターナショナル社製LEAP-1Aエンジンの2種類から選択できる。
エアバスのファブリス・ブレジエ民間航空機部門社長は、「A321neoは優れた燃費効率と快適性、環境性能を提供し、200座席超の市場をリードする航空機になるでしょう。このたびの型式証明取得は、当プログラムに携わり、この重要なマイルストーンを実現させたチーム全員の努力の賜物です」とコメントしている。
A320neoファミリーはこれまでに92社から5,000機以上の受注を獲得しているベストセラー単通路型機で、市場でのマーケットシェアはローンチ以来、60%を保持している。幅広い客室を備え、エコノミークラスでも標準18インチの快適な座席を提供している。