保険クリニックはこのほど、たばこについての調査結果を明らかにした。同調査は2月1日~6日、20歳~60歳の喫煙者300人と非喫煙者300人を対象にインターネットで実施したもの。
喫煙できる場所が少なくなっていることに対して、どう感じているか尋ねたところ、喫煙者の「増やした方がよい」(33.3%)と非喫煙者の「なくした方がよい」(34.0%)の割合はほぼ同じだった。
飲食店・居酒屋などで分煙が必要だと思うか聞くと、非喫煙者の76.7%が「必要だと思う」と答えた。喫煙者も64.3%が分煙の必要を感じていることがわかった。
喫煙者に吸っているたばこの種類を聞いたところ、圧倒的に多いのは通常の紙巻たばこ(97.3%)だった。2016年からブームとなっている加熱式たばこ(アイコス、プルーム・テック、グローなど)は7.3%にとどまっている。
喫煙者に禁煙した経験があるか尋ねると、49.7%が「ある」と回答した。禁煙経験があると回答した149人のうち、46.3%(69人)は何度も禁煙を試みている。禁煙のきっかけの1位は「健康のため」(48.3%)、2位は「たばこが値上がりしたから」(40.9%)となっている。
喫煙者にたばこを吸いたい理由を聞いたところ、1位は「リラックスしたいから」(47.0%)、2位は「イライラするから」(38.7%)、3位は「生活の楽しみだから」(25.0%)だった。
非喫煙者にたばこを吸っていた経験があるか尋ねると、28.0%は喫煙経験があると答えた。禁煙したきっかけは何か聞くと、1位は喫煙者と同様に「健康のため」(47.6%)だった。2位の「たばこが値上がりしたから」、3位の「体調を崩した」も喫煙者と同じ順位になっている。
非喫煙者に喫煙マナーで気になることを聞くと、1位は「歩きたばこ」(72.3%)、2位は「吸い殻のポイ捨て」(68.0%)、3位は「たばこの臭い」(58.3%)だった。
非喫煙者に喫煙できる飲食店に行く、もしくは喫煙席に案内されることについてどう思うか尋ねると、合計で85.3%が「絶対に行かない」「非常に抵抗がある」「できるだけ避けたい」と回答した。