俳優の滝藤賢一が、26日放送のテレビ東京系スペシャルドラマ『ハノイ発夜行バス、南下してホーチミン-ベトナム1800キロ縦断旅』(16:00~17:15)に出演する。
同作は、滝藤演じる勤続17年のサラリーマン・鈴木広太が、40歳でもらった10日間の有給休暇で初めての海外一人旅に出るロードムービードラマ。首都ハノイからホーチミンまで、長距離バスと鉄道で1,800キロ縦断の旅を撮影した。旧正月テトのベトナムを舞台に、土地で暮らす人々や現在のベトナムが語られる、虚実ないまぜのドラマとなる。
滝藤は、オファーを受けた際に「”ベトナム縦断? 絶対やります!” 1秒で返事しました」と即答したことを明かした。「主役は無条件で受けさせていただく私ですが、ベトナムを縦断できるなんて……まるでご褒美を頂いた気分」と、仕事を忘れるくらいの喜びを表した。
実際の撮影では、出演者のドタキャンや交通が予定どおりにいかないなどのトラブルがあったが「全てがいい方向に向くという奇跡の連続!」と振り返り、「最小限の人数で巡ったベトナム縦断は、とても素敵なチームで、ドラマかドキュメンタリーか、ただのプライベートな旅なのか錯覚する程でした」と楽しい思い出を語る。「未だに、ベトナムの余韻が抜けません」と浸りながら、「今後も、主人公の鈴木広太が世界中を旅することを切に切に願っています!」と期待を寄せた。
同局制作局制作番組部 瀧川治水プロデューサーは「ベトナムは縦に長く伸びている国なので、縦断する旅としてはダイナミックです」と説明。「売れっ子の俳優滝藤賢一さんのひとり語りによってベトナムの旧正月テトを突っ切り、テトを大切にする国民性を教えてくれる旅です」と内容を明かした。
また、出演者はプロではなく現地の素人役者を起用したという。瀧川プロデューサーは「素顔なのか芝居なのかわからない微妙な表現をしてくださる滝藤賢一さんの鈴木広太という40男の本音が全編にほとばしっています」と見どころを示し、「現代ならではの新しい感覚の旅ドキュメンタリードラマの誕生です。これを観たらすぐ一人旅がしたくなると思います」と太鼓判を押した。
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