俳優の藤原竜也が、4月期のTBS系金曜ドラマ枠で放送される人気ベストセラー作家・湊かなえの同名小説を原作とする『リバース』で主演を務めることがこのほど、明らかになった。ヒロインの戸田恵梨香をはじめ、玉森裕太(Kis-My-Ft2)、小池徹平、市原隼人、門脇麦らが出演する。
TBSで『夜行観覧車』(2013)、『Nのために』(2014)に続く、3作目の湊かなえ原作ドラマとなる『リバース』。過去2作の製作チームが送るヒューマンミステリーは、主人公のサラリーマン・深瀬和久の恋人・越智美穂子のもとに「深瀬和久は人殺しだ」という告発文が届いたところから始まり、深瀬は10年前に大学のゼミ仲間らと行った旅行で起きた親友・広沢由樹の不審な事故死と向き合っていく。
主人公の深瀬和久を演じるのは、TBSの連続ドラマは『おじいちゃんは25歳』(2010)以来、7年ぶりとなる藤原竜也。これまでダークヒーローなど力強いイメージの多い藤原が、つまらないほど普通で地味なさえない役柄で新境地を開拓する。深瀬の恋人・越智美穂子には戸田恵梨香、亡くなった広沢由樹には小池徹平、深瀬のゼミ仲間には玉森裕太(Kis-My-Ft2)、三浦貴大、市原隼人。そのほか、門脇麦をはじめ、YOU、志賀廣太郎、片平なぎさ、武田鉄矢がそろう。
主演の藤原は「初めての湊作品となるので、とても楽しみにしています」と話し、「共演の市原君は演じるキャラクターもそうですし、彼自身も頼りがいがあるのでこのグループを引っ張ってくれる存在だと思います。小池君は、難しい役どころになってくると思いますが、繊細なお芝居をされそうですし、玉森君は、常に注目されているアイドルですから、この作品に華を添えてくれると思います。戸田さんについても、ピュアな気持ちで演じてくれそうです。三浦さんとの初共演も、非常に楽しみにしています」と共演キャストについてコメント。
戸田は、『デスノート』以来10年ぶりの共演となる藤原について「頭が良くて切れる男のイメージが多い中、今回の少しなよっとして頼りなさげで、女性目線で見てかわいらしいと思う役が珍しいと思うので、実際に撮影するのがすごく楽しみです」と期待し、玉森は「撮影中に藤原さんのある一言でみんなで大爆笑したことがありました。そのときに現場がパッと明るくなったので、そういう雰囲気の方なのかなと思いました!」と藤原とのエピソードを明かした。
そして、原作者の湊は『リバース』について、「自著初めての男性主人公の長編小説」と説明。「脅迫状の送り主は誰か。親友は本当に事故死だったのか。親友は自分のことを本当はどう思っていたのか。男同士の友情と確執を、『夜行観覧車』『Nのために』のスタッフの方々、そして、魅力的な俳優の方々がどう作りあげていってくださるのか、楽しみで仕方ありません!」と話している。