ICT総研は2月8日、「2017年 定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査」の結果を発表した。定額制音楽配信サービス運営会社・関連企業への取材結果に加え、4,413人を対象に行ったWebアンケート調査(1月23日~2月6日)、各種公開資料などをまとめて分析したもの。

「定額制動画配信サービス利用者数 需要予測」

1,420万人の利用者のうち毎月一定額の料金が発生する有料サービス利用者数は690万人、無料のお試しサービスなどを利用中の無料サービス利用者数は730万人。また、2017年末には1,820万人、2018年末には2,020万人、2019年末には2,230万人へと急速に成長すると予測されるという。

アンケート調査の結果では、定額制音楽配信サービスを18.4%(定額制音楽配信有料サービス利用者8.5%、無料サービス利用者9.9%)が利用していた。有料サービスでは20代~30代の利用率が最も高く、無料サービスでは10代~20代の利用率が高い傾向が見られる。

「定額制音楽配信サービスの利用率」

利用している人が多いサービスは、1位「Apple Music」(36.8%)、2位「LINE MUSIC」(28.9%)、3位「Amazon Prime Music」(23.6%)、4位「Google Play Music」(17.3%)、5位「AWA」(16.9%)と続く。

「定額制音楽配信サービスの利用サービス名」

顧客満足度では、1位「Apple Music」(76.1ポイント)、2位「レコチョク Best」(75.6ポイント)、3位「Spotify」(75.4ポイント)、4位「Google Play Music」(73.1ポイント)、5位「dヒッツ」(72.3ポイント)となった。

「定額制音楽配信サービスの顧客満足度」