洗濯したワイシャツやスクールシャツを取り込んだら、襟や袖口に汚れが残っていてガッカリ……という経験はありませんか? そんなときに頼りになるのが、実は「シャンプー」なんです。今回は、シャンプーで襟・袖汚れを落とす裏ワザをご紹介します。

シャンプーと使い古しの歯ブラシを使います

シャンプーをつけて、歯ブラシでこするだけ

シャツの襟・袖汚れの主な原因は、汗や皮脂。襟や袖口は直接肌に触れ、擦(こす)れ合うために、汚れがつきやすくなるようです。

肌に触れる部分は汚れで黒くなっています

今回、襟・袖の汚れ落としに使用したものは、シャンプーと使い古しの歯ブラシです。シャンプーは自宅にあるノンシリコンタイプのものを使用しました。シャツはポリエステル65%・綿35%の白いスクールシャツです。

まず、汚れの部分にぬるま湯をかけます。ぬるま湯が生地に浸透したら、汚れの部分にシャンプーをつけて、手で軽くもみほぐしながら洗います。

汚れの部分にシャンプーをつけて、手で軽くもみほぐします

続いて、歯ブラシを使い、汚れをこすって落とします。泡が立つように、少量のぬるま湯を加えてもいいでしょう。今回は綿とポリエステルの混紡生地ですが、やわらかい生地の場合は、力加減に注意したほうがいいかもしれません。

また、歯ブラシも硬めのものを使うと生地を傷つけてしまうかもしれませんので、なるべく柔らかいもので優しくこすります。

泡が立つように、少しぬるま湯を加えながら歯ブラシでこすりました

こすり洗いをしたあとは、洗濯機に入れていつも通りに洗濯をします。

シャツを乾かしたあと、汚れが落ちているか確認してみました。シャンプーを使って洗った袖口と、シャンプーを使わず洗濯機の普通洗いコースで一度洗ったものを比較してみます。普通洗いコースで洗った方は、汚れが落ち切らずに残っています。一方、シャンプーを使った方は、汚れが奇麗に落ちていました。

上:シャンプーを使って洗った袖口、下:シャンプーを使わず、洗濯機の普通洗いコースで一度洗った袖口

いかがでしたか? 襟・袖汚れは放っておくと、黄ばみや黒ずみの原因にもなるので、常に奇麗にしておきたいですよね。毎日のバスタイムのときに、軽くシャンプーを使ってこすり洗いをしておくのもいいかもしれません。

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