5位 「絶好調の高畑裕太が"強姦致傷"で逮捕! 示談成立も騒動は終わらず」

高畑裕太

9月23日、高畑裕太(23)が強姦致傷の疑いで群馬県警に逮捕された。その容疑は、「映画の撮影で滞在していた前橋市内のホテルで、40代の女性従業員に性的暴行をした上にケガをさせた」こと。ホテルに連泊していて女性の顔を知っていたと思われる上に、深夜に部屋まで歯ブラシを届けさせて襲ったという、信じがたいものだった。

この報道を受けた26日、母・高畑淳子(62)が謝罪会見。涙を流しながら繰り返し頭を下げ、「(芸能界復帰は)してはいけないことだと思っています」と力なく語った。

その後、被害女性との間に示談が成立したが、騒動は終わらない。裕太の弁護士が公表したFAXに、「強姦ではなく、合意があるものと思っていた」「呼びつけて引きずり込んだという事実はなかった」「裁判になっていれば、無罪主張をしたと思われた」と一方的な内容が書かれていたことに被害女性が猛抗議。週刊誌やネットなどで美人局の疑惑をかけられたこともあって、「私は二度目のレイプをされたような気持ちです。悔しくて悔しくて涙が止まりません」と激白した。

示談が成立したとは言え、裕太の芸能界復帰は絶望的。今年は連ドラに掛け持ち出演するほか、バラエティー番組にも引っ張りダコだっただけに、淳子にとっては受け入れがたい出来事だっただろう。またしても、「芸能人の子育てがいかに難しいか」が露呈されてしまった。

4位 「清原、高知、高樹……止まらぬ薬物汚染。ASKAは釈放、成宮寛貴は引退!」

左から高知東生、清原和博、高樹沙耶

2月に清原和博(49)、6月に高知東生(52)、10月に高樹沙耶(53)が薬物逮捕。随分前のような気もするが、全て今年の出来事だ。図ったように3カ月ごとにアラフィフの有名人が逮捕され、ワイドショーをさわがせてきた。計算通りいけば、来年2月にまた誰かが逮捕されることになるが、果たして……。

その一方で、2014年に覚せい剤取締法違反などで逮捕されていたASKA(58)が謎のブログをスタート。ライブに飛び入り参加するなど動きを見せる中、再び事態が動き出す。11月、ASKAは「盗聴・盗撮されている」と自ら警察官を呼び、意味不明な言動を繰り返したことから尿鑑定が行われ、覚せい剤反応が出たため再逮捕。しかし、尿鑑定に不備があり、嫌疑不十分で不起訴釈放された。

さらに12月、成宮寛貴(34)が友人A氏の告発で、コカインなどの薬物使用疑惑が持ち上がる。一度は否定したものの、翌週に電撃引退を発表。「絶対知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされてしまい」と議論をすり替えて姿を消してしまった。

ASKAと成宮の真相は分からないが、ここまで続くと「芸能人は薬物が身近にある」と思われても仕方がないだろう。芸能事務所やテレビ局が、薬物検査を義務化する日が来るかもしれない。

3位 「ベッキー&川谷絵音からテレ朝アナまで。ゲス不倫スクープラッシュ」

川谷絵音

本来これがぶっちぎりの1位でもおかしくないほどのトップニュースだろう。それほどスキャンダラスな不倫にまみれた一年だった。

主なものだけでも、ベッキー(32)と川谷絵音(28)、石井竜也(57)、桂文枝(73)、乙武洋匡(40)、ファンキー加藤(38)、三遊亭円楽(66)、中村芝翫(51)、とにかく明るい安村(34)、テレ朝・田中萌アナ(25)と加藤泰平アナ(33)の名前が挙がり、その他も複数のフリーアナウンサーや、女性タレントの夫までもスクープの餌食に。不倫だけで"年間ベスト10"を作れるくらいのラインナップだ。

やはり1月の「ベッキー不倫」による影響は大きかった。「センテンススプリング!」のLINE迷言と、謝罪会見での大ウソで、世間の怒りが爆発。芸能人の不倫を暴く『週刊文春』が正義の味方という風潮さえ生まれた。

その後、『週刊文春』の躍進に刺激を受けた『週刊新潮』、『FRIDAY』『FLASH』の写真週刊誌、『女性セブン』『女性自身』『週刊女性』の女性3誌らがスクープ合戦を展開。各局のワイドショーが「火に油を注ぐ」後追い報道をすることで加熱していった。 芸能人を見る一般人の目は厳しくなる一方で、来年もこの流れは変わらないだろう。特にベッキーのような「クリーンなイメージの芸能人ほど狙われやすい」のは言うまでもない。

2位 「芸能界の暗部に疑念。一般人が芸能事務所と報道規制に『NO!』」

『週刊文春』のマスコットキャラクター"文春(ふみはる)くん"

これも単独ニュースではなく、2016年を象徴する芸能ニュースのビッグトピックス。今年は、「スマスマ公開謝罪」「能年玲奈の改名」「有吉と夏目の交際・妊娠報道と謝罪撤回」「『レコード大賞』を1億円で買収疑惑」などの報道に違和感を覚え、異論を発信する人が続出した。

一般人でも感じる明らかな偏向報道や自主規制に不信感が増大。『週刊文春』『週刊現代』などの週刊誌が大手芸能事務所を率いる「芸能界のドン」について斬り込んだほか、それらがネットで一気に拡散して、芸能界不信につながっている。

それぞれ、「悪いのは芸能事務所」「本名を使えないなんておかしい」「誰に謝罪しているのか?」「報道をスルーするな!」などの批判が噴出。今年開かれた数々の謝罪会見を見ると、芸能事務所や関係者の都合ではなく、素早く正直に話した人がダメージを最小限に留めていただけに、グレーな部分を見逃せないのだろう。

芸能界やメディアに携わる人々からすれば、「今はじまったことではない」のかもしれないが、多くの情報と発信する場を得た現代人には通用しない。今後は徐々にクリーンな芸能事務所やメディアに人気が集中していくのではないか。

1位 「涙と怒り……二転三転。日本中を混乱させたSMAP解散騒動」

昨年ランキング1位に挙げた「『福山雅治結婚』を上回るニュースはないだろう」と思っていたら、それ以上の特ネタが飛び出した。

今年1月13日、SMAPの解散報道が流れ、日本列島が騒然。当初の報道は、「チーフマネージャーの退社に伴う分裂」で、中居正広(44)、稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42)、香取慎吾(39)の4人がチーフマネージャーに同行し、木村拓哉(44)だけがジャニーズ事務所に残るというものだった。

それから5日後の18日、『SMAP×SMAP』での生放送謝罪を行ったことで、解散説こそトーンダウンしたものの、「さらし者」のような状態に事務所への批判が殺到。それを受けてメリー喜多川副社長が『週刊文春』のインタビューを受けて事情説明したが、ファンの怒りは収まらず。いまだ残る解散説を打ち消すべく、『世界に一つだけの花』購買運動などでメンバーを支援した。

6月にはファンクラブ会報で、「解散しない」ことを初めて明言してファンを喜ばせたが、わずか2カ月で暗転。リオ五輪で沸く8月14日深夜に「今年12月31日での解散」を発表した。そこから4カ月間、新曲のリリースやライブもなく、唯一5人が顔を合わせる『SMAP×SMAP』に注目が集まったが、ふだん通りの放送に終始。12月26日の最終回スペシャルも、生出演やメッセージはなく、事前収録された『世界に一つだけの花』が歌われたのみだった。

活動28年、CDデビュー25年。アイドルの可能性を切り拓いた偉大さは簡単に語り尽くせるものではなく、比肩するグループも思い浮かばない。唯一の救いは、5人の個人活動が今後も続くこと。「50代、60代になったとき、一夜限りでも再結成できるように、現役で元気な姿を見せ続けてほしい」と願っている人は多いだろう。 「ファン」という自覚のない人までショックと寂しさを隠せない。今世紀どころか、日本芸能界史上最大のニュースだった。

最後に、2016年を振り返るべく、『週刊芸能ニュース』で紹介したその他のトピックスを挙げていきたい。一年間の芸能界を振り返りたい人はぜひ。

「石坂浩二が『鑑定団』降板、発言カットは本当か」
「狩野英孝の5股?川本真琴と加藤紗里がバトル」
「渡辺謙と南果歩がそろってがん手術」
「夏菜が青年実業家と交際2年」
「三浦翔平と本田翼のインドアデート」
「武井咲とTAKAHIROの熱愛再び」
「奥菜恵が3度目の結婚、相手は9歳年下の木村了」
「千秋が15歳年下のテレビマンと電撃再婚」
「高橋ジョージと三船美佳の離婚が成立」
「愛之助と紀香が結婚『彼の子どもを産みたい』」
「伊勢谷友介と森星の半同棲、長澤まさみとは破局」
「岡本夏生、失踪騒動の果てにテレビ引退宣言」
「落書き騒動で転落、江角マキコが芸能界休養へ」
「冠二郎が71歳で31歳年下の女性と初婚の快挙」
「相武紗季が電撃婚、6歳年上の会社社長」
「戸田恵梨香と加瀬亮が熱愛、お互いの恋人とは破局」
「MAX、NANAの結婚でメンバーのキャラが見事に分散」
「新井浩文と夏帆が母親同伴デート、13歳差カップル」
「満島ひかりが瑛太の弟・永山絢斗と熱愛、映画監督とは離婚」
「AKB卒業の高橋みなみにさっそく熱愛報道。相手は40歳のITマン」
「福山雅治の自宅に中年女性が侵入、吹石一恵が鉢合わせに」
「あーちゃんとサバンナ高橋茂雄が熱愛」
「上野樹里とトライセラトップス・和田が結婚、17年越しの思い」
「神木隆之介と佐野ひなこがペアルック愛、志田未来から乗り換えか」
「長友が平愛梨に『アモーレ』宣言」
「野村周平と水原希子が週3日お泊まり愛」
「『ちかえもん』共演の優香が青木崇高と結婚」
「AKB宮崎美穂がホストと熱愛、『オタクから劇場』の衝撃」
「草なぎ剛が30歳美女と焼き肉デート」
「柴咲コウの新恋人は、ブランド和牛王」
「貫地谷しほりと小西遼生が交際2年」
「二宮和也と伊藤綾子の熱愛発覚、ドーム公演後に手料理」
「LDHで陰湿イジメ。元社員4人が告発」
「吉高由里子が大倉忠義の家に連日の通い愛」
「和田正人と吉木りさがさわやか熱愛」
「山口達也がさわやか離婚会見、慰謝料ゼロ、親権は妻」
「小倉優子の夫が事務所の後輩アイドルと不倫」
「ローラと登坂広臣がマンション通い愛」
「妻夫木聡とマイコが結婚」
「榮倉奈々と賀来賢人が結婚、交際1年」
「華原朋美に7歳年下の新恋人が発覚」
「高良健吾がカリスマモデル野崎萌香と4年愛」
「熊切あさ美が山田哲人と熱愛。野球ファンからブーイング」
「西内まりやとモデル・呂敏の車チュー」
「マギーとオレンジレンジYAMATOの焼き肉デート」
「ゲス川谷再び。相手女性19歳のタレントで未成年飲酒が発覚」
「高梨臨が槙野智章と真剣交際、水沢アリーとタイプが逆」
「坂口杏里がまさかのAV出演、ホスト通いで借金苦か」
「島袋寛子が12歳年下の早乙女夕貴とスピード婚約」
「トレエン『斎藤さん』がゲス二股交際」
「三浦春馬が世界的ダンサー菅原小春と交際」
「水野美紀が唐橋充と交際3か月でスピード婚」
「石原さとみと山下智久の超厳戒、自宅マンションデート」
「コブクロ小渕健太郎の不倫が次々に発覚」
「反対押し切り、大倉忠義と吉高由里子がバリ旅行」
「森田剛が宮沢りえの自宅にお泊まり、事務所も容認」
「押切もえとプロ野球・ロッテ涌井が結婚」
「土屋アンナが第3子妊娠、新恋人を公表」
「G-DRAGONと小松菜奈が2日連続の密会」
「木村文乃が電撃婚、30代後半の演技講師と」
「阿川佐和子、63歳でついに結婚へ。相手は元大学教授」
「松田翔太と秋元梢がオープンな交際。すでに2年経過か」
「超セレブ女優・宮澤エマとジャニーズJr.が極秘デート」
「中谷美紀が世界的な音楽家と熱愛! 結婚度外視か?!」
「西野カナが"海老蔵"似のマネージャーと半同棲」
「V6・長野博と白石美帆が『いい肉の日』に結婚」
「高畑充希と坂口健太郎が『とと姉ちゃん』愛」
「くりぃむ・有田哲平が高橋ひとみ似の女性と"合コン婚"」
「池田エライザと村上虹郎が半同棲のお泊まり愛」
「NON STYLE・井上裕介が交通事故で逃走」
「上田まりえがイケメン社会人野球選手と遠距離復縁婚」

芸能人のみなさん、今年も1年間おつかれさまでした。来たる2017年も「めちゃめちゃ驚く」「思わずツッコミを入れてしまう」「腹を抱えて笑える」芸能ニュースをよろしくお願いします。

■木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに月間20本超のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書に『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。