サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート「キウイたった1個でビタミンC1日の摂取目安の7割が摂れる! 」を公開した。

美容によい成分が多く含まれているキウイ ※イメージ

キウイは、ニュージーランド産などの輸入物が、年中出回っているような印象があるが、国産のキウイは11月~12月頃が旬であるという。1個(100g前後)あたり53kcalと低カロリーであるだけでなく、女性に欠かせない成分が豊富に含まれている。

特に、ビタミンCの含有量はフルーツの中でもトップクラスであるとのこと。100g中70mg前後(品種によって多少誤差あり)と、みかんの倍以上のビタミンCを含んでいる。キウイを1個食べれば、成人女性が1日に摂取すべきビタミンC推奨量(※)の70%を摂取することができるという。

ビタミンCは風邪予防に良いことで広く知られており、寒い時期には積極的に摂りたい成分でもある。コラーゲンの生成促進や美白、エイジングケアなど、肌を美しく保つ働きもあるという。ほかに、ホルモン分泌の調整、抗ストレス、疲労の軽減などの働きもある。しかし、体の中に蓄積できないため、毎日摂取する必要があるとのこと。

強い抗酸化作用があり、美肌やエイジングケアに関心が高い人が積極的に取り入れているビタミンEも、100g中1.3mgとフルーツの中では多く含まれている。ビタミンEは末梢(まっしょう)血管を広げ血行を良くする働きもあり、代謝を良くし、血行障害からくる肩こり、頭痛、冷え性等の症状を改善する効果があるという。

ビタミンEは、キウイに豊富に含まれるビタミンCと一緒に摂取することで、抗酸化作用の相乗効果が高まるとのこと。

胎児の正常な発育には欠かせない葉酸も、100gあたり36μgと豊富に含んでいる。葉酸はビタミンB群の1種で、体の細胞が作られる際に必須の栄養素であるという。鉄分とともに血液を作る材料となるため、貧血の予防や改善には葉酸が必要になるとのこと。

葉酸が体内で働く際にはビタミンCが必要となるが、キウイは両方を含んでいるため、妊娠中に食べるフルーツはキウイがおすすめであるという。

体内の塩分バランスを整えるカリウムはフルーツ全般に含まれているが、キウイはバナナ、メロンに次いで多く含んでいる(100gあたり290mg)。カリウムを十分に摂ると体内の塩分バランスが整い、余計な塩分が排出され、体の塩分濃度や水分量が整うため、むくみの解消にも効果があるという。

第六の栄養素として注目されている食物繊維も多く含んでいる。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があるが、キウイは両方をバランスよく含んでおり、腸内環境を整え便通をスムーズにする効果があるとのこと。

そのほか、タンパク質を分解し、消化吸収をサポートして胃腸への負担を軽減する働きがある酵素「アクチニジン」、疲労回復、鉄やカルシウムなどミネラルの吸収促進、血行の改善などの働きがある「有機酸」も含まれているという。

詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事「キウイたった1個でビタミンC1日の摂取目安の7割が摂れる!」で解説している。

※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、成人女性のビタミンC摂取推奨量は1日100mg