雑貨デザイナーの宇田川一美です。秋も深まり、紅葉や雪の知らせも届くようになりましたね。今回は趣向を少し変えて、おでかけにも持っていけるグッズの提案です。
洗濯ネットが旅行に便利なポーチに
行楽や旅行シーズンに大活躍しそうな、ファスナーポーチと、巾着ポーチ。 なんと、洗濯ネットでできています。ミシンを使うので、少し手間はかかりますが見た目よりも作業はカンタン、仕上がったときの達成感は格別です。
今回の材料は、洗濯ネットとロープの2つ。洗濯ネットも、オシャレなかわいらしい柄が増えてきました。今回はすてきな小花柄のネットを使います。ロープも、もちろん100円ショップで購入。
ファスナーポーチを作ります
まずはファスナーポーチの作り方から。ハサミで、作りたいポーチのサイズにネットを切ります。
上の部分の切り口を縫っていきましょう。ひっくり返して、中表(なかおもて)にしたら2枚を合わせてミシンがけします。ファスナーを開け、縫い目が内側になるように、ひっくり返して表を出します。
すると、シンプルなファスナーポーチができました。ダダダッとミシンで1本縫うだけでむずかしいファスナーの縫い付けもありません。なのに、この仕上がり、達成感!
巾着ポーチを作ります
次は、ファスナーポーチを作る時にカットした下半分を使って、巾着ポーチを作ります。
巾着ポーチは、下の部分の切り口を縫って作ります。切り口の両サイドを2cmほどほどき(ここがロープの通し口になります)、内側に三つ折りにして、ミシンで縫ってロープが通る部分を作ります。
次に、両サイドのほどいた部分から、ロープを通します。2本のロープ右と左からUの字になるように通し、両端を引っ張って閉じるタイプの巾着にしました。
ネットをカットした時点で袋になっているので、口元を縫ってロープを通すだけの巾着のできあがりです。メッシュ素材なので、ミシンのステッチが曲がっても全然気になりませんよ。
トラベルグッズのできあがり
これで2つのポーチができました! 素材がネットだから中身が見えてスッキリ。水にも強いから、洗面グッズなどにもいいですね。
巾着には、出掛ける時に新しい着替えを入れて。旅行から帰ってきたらそのまま洗濯機へポン! と投げ込んでもOK。
お家の洗濯機で使うだけの洗濯ネットが外出にも使えるアイデア、いかがでしたか。しかも、100円ショップで調達したとは思えないクオリティーのものができました。
家の中や、おでかけと、用途の枠を超えて生まれ変わる道具をつくれるのも100円ショップならではの楽しみ方。どうぞトライしてみてください。
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著者プロフィール: 宇田川一美(うだがわかずみ)
雑貨デザイナー。フリーでメーカーとの商品企画や販促やMD 提案など、雑貨に関する多様な事に関わっています。また、手づくりのワークショップも行っています。
著書に『イラストとクラフトで手づくりライフログノート』(技術評論社) 『ちょいワザ文具術』(ポプラ社)など。
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