不動産・住宅情報サイト「HOME'S」を運営するネクストはこのほど、「引越しの挨拶事情に関する調査」を発表した。同調査は9月15日~16日、事前調査で「過去5年以内に土地勘のないエリアに引越したことがある」と回答した人を対象に、インターネット調査にて実施。有効回答数は480サンプルだった。
同調査では、対象者に"引っ越しをした際の近所への挨拶件数や挨拶先、渡した粗品の種類や金額"を聞いた。まず、近所に引越しの挨拶をした件数を尋ねたところ、「1件も挨拶に行かなかった」とう人が37.5%いることがわかった。後に続いたのは、「2件」(15.2%)、「3件」(15.0%)となった。
挨拶に行った人と行かなかった人に分けて近所との仲の良さを比較したところ、挨拶に行った人は「(近所の人は)非常に良い方だ」と回答した割合が15.3%であるのに対し、挨拶に行かなかった人は5.6%に留まった。挨拶に行くことによって、仲のいいご近所関係を築くことにつながる可能性があることがわかる。
引っ越しの挨拶をする際に渡した粗品の金額を尋ねた質問では、最も多かった回答が「500円以上1,000円未満」(37.0%)だった。後には、「300円以上500円未満」(22.1%)、「1,000円以上1,500円未満」(17.3%)と続いた。
また、引っ越し先の挨拶で渡した粗品の中身は、1位「タオル」(31.3%)、2位「お菓子」(26.7%)、3位「洗剤」(20.0%)となった。お菓子を除けば、日常的に利用する消耗品が上位にランクインしている様子がうかがえる。 一方、昔ながらの"引越しそば"は8位に留まる結果となった。