タレントのウエンツ瑛士(31)が、23日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、自殺した女子中学生が写った写真のコンテスト最高賞が一旦は取り消されながら一転して授与された問題についてコメントした。
自殺した女子中学生の写真は、遺族の了承を得た上で最高賞となる市長賞に内定していたが、青森県黒石市の高樋憲市長と実行委員会の意向により取り消しに。それを受けて遺族が氏名と写真を公表、批判の声が高まったことで市は取り消しを撤回した。
この問題が番組内で取り上げられると、ウエンツは「こんなにも人の気持ちを考えられないのかなと思いました」「素直に衝撃です」と驚きをあらわ。遺族感情を思いやりながら、「なぜ取りやめたのか。保身ばっかりじゃないですか?」と市の対応に疑問を投げかけ、「自分たちが割りを食わないように。それの連続。連続すぎてわけわからない」と不快な思いを表現した。
また、「いじめた側も組織も、みんながYESの方に行ったらYESに」と指摘。「いじめた側も主犯に逆らうといじめられるからそちら側にいく」とした上で、「実行委員会で『おかしいよ』という人は出てこないのかな。そこから外れることが自分が被害になっちゃうから」と集団心理の観点からも批判した。