JR東日本は21日、冬の期間(2016年12月1日から2017年2月28日まで)に運転する臨時列車の概要を発表した。千葉支社では房総観光キャンペーン「ちょっとひと息、房総休日。~春びより~」に合わせ、館山~勝浦間で1月21・22日、快速「SL館山」「DL勝浦」を運転。同じ日に都内から臨時の特急列車も運転される。

「ちょっとひと息、房総休日。」キャンペーンに合わせたSL列車がこの冬も登場(写真は2016年1月に運転された「SL銚子」)

千葉支社管内では「ちょっとひと息、房総休日。」キャンペーンに合わせ、今年1月末にも臨時のSL列車が運転された。蒸気機関車D51形498号機とディーゼル機関車、旧型客車6両を使用し、往路はディーゼル機関車牽引の快速「DL佐原」、復路はD51形牽引の快速「SL銚子」として銚子~佐原間を往復した。

この冬に内房線・外房線を走るSL列車も、蒸気機関車D51形とディーゼル機関車を使用。客車は12系5両を使用し、全車指定席での運転となる。1月21・22日の往路は快速「DL勝浦」として館山駅8時54分発・勝浦駅11時42分着、復路は快速「SL館山」として勝浦駅13時18分発・館山駅15時42分着で運転。停車駅は勝浦駅・安房小湊駅・安房鴨川駅・和田浦駅・千倉駅・館山駅とされている。

1月21・22日の「SL館山」「DL勝浦」運転に合わせ、臨時の特急列車が3本設定された。下り「新宿さざなみ91号」はE257系10両編成(全車指定席)で、新宿駅6時8分発・館山駅8時28分着。上り「さざなみ86号」はE257系10両編成(一部指定席)で、「SL館山」が館山駅に到着した後、16時53分に館山駅を発車し、内房線・京葉線経由で18時58分に東京駅に到着する。他に勝浦駅13時48分発・東京駅15時23分着(外房線・京葉線経由)の上り「わかしお92号」も設定され、E257系5両編成(一部指定席)で運転される。

なお、JR東日本は冬の期間中、信越本線高崎~横川間の快速「SLレトロ碓氷」、上越線高崎~水上間の快速「SLレトロみなかみ」などのSL列車も運転。新潟~会津若松間では12月3・4日、快速「SLクリスマストレイン」が運転され、クリスマス用に飾り付けた「ばんえつ物語」車両(12系7両)を蒸気機関車C57形180号機が牽引する。