「貯蓄1,000万円」と聞くと、なかなかお金が貯まらない人にとっては、どうやって貯めているのか気になるかもしれません。収入が特別高いわけでなくても、1,000万円を貯めている人は、実は多くいるもの。工夫と心がけ次第で、十分可能になる貯蓄額なのです。では、貯蓄1,000万円を目指すなら、どのようなことに気をつけると良いのでしょうか。
どのくらいの貯蓄してるの?
そもそも、世間の人はどのくらいの貯蓄があるのでしょうか。「家計の金融行動に関する世論調査(2015年)」によると、二人以上世帯の平均貯蓄額(金融資産の平均値)は、1,209万円です。一方、貯蓄が全くないという世帯は30.9%となり、中央値は400万円。貯蓄ゼロの人を含めない世帯の平均値はさらに高くなり、平均値が1,819万円、中央値が1,000万円です。
さらに、世代別にみると、20代では平均値315万円、中央値は239万円。30代では、平均値717万円、中央値405万円、40代の場合、平均値974万円、中央値600万円となっています。