漫画家の松本零士氏によるイラストを車体に描いた西武鉄道「銀河鉄道999デザイン電車」が、約1年10カ月ぶりに新デザインで復活する。今回は20000系8両1編成が使用され、10月8日から池袋線系を中心に運行される。

新「銀河鉄道999デザイン電車」イメージ

引退した初代「銀河鉄道999デザイン電車」

「銀河鉄道999デザイン電車」はもともと『銀河鉄道999』の生みの親であり練馬区名誉区民の松本零士氏と、アニメによる地域活性化をめざす練馬区の協力でスタートした企画。初代は3000系車両により、2009年5月から2014年12月まで運行された。2代目となる今回は、練馬区のオリジナル色「NERIMA GREEN(ねりまグリーン)」をベースカラーに、『銀河鉄道999』のメーテルや鉄郎を描き、キャプテンハーロックなど他の意匠も取り入れたデザインに。運行期間は2019年3月末までの予定となっている。

運行開始となる10月8日には、豊島園駅で12時10分から出発式を開催。式典終了後に臨時電車として運行し、14時から17時まで西武球場前駅ホームで車両展示を行う。臨時運行は豊島園駅12時32分発・池袋駅12時49分着(運行A)と、池袋駅13時7分発・西武球場前駅13時45分着(運行B)。運行Aには松本零士氏が乗車し、車内アナウンスを行う予定。途中停車はしない。運行Bは大泉学園駅のみ停車し、同駅での乗降可能。運行A・運行Bともに、有効な乗車券があれば誰でも乗車できる。ただし、混雑などにより乗車できない場合もあるとのこと。