アウディ ジャパンは6日、オールラウンドなドライビング性能を備えた「A4 アバント」ベースのプレミアムクロスオーバー「A4 オールロード クワトロ」をフルモデルチェンジして販売を開始した。新開発のクワトロシステムによって燃費が9%向上している。

アウディ「A4 オールトラック クワトロ」

「オールロード」はステーションワゴンモデルをベースにクワトロシステムを組み合わせたクロスオーバーモデル。今回発売された新型「A4 オールロード クワトロ」では、従来より28PSパワーアップして252PSとなった2.0リットルエンジンを搭載。一方で、燃費効率を約9%改善し、JC08モード燃費14.6km/リットルを達成した。エンジンの改良に加え、新開発のクワトロシステムや徹底した軽量化により達成されたもので、車重は従来モデルより90kg軽くなっている。

全モデルに標準装備されるクワトロシステムは、100%前輪駆動で走行可能な新開発の「ウルトラテクノロジー」を初めて導入。走行状況に応じた4WD制御を実現し、同時に伝達効率を大幅に高めた。トランスミッションはデュアルクラッチの「7速Sトロニック」を全モデルに採用している。

安全装備では、カメラと複数のセンサーによる衝突予防システム「アウディプレセンスシティ」のほか、衝突時の乗員保護能力を高める「アウディプレセンスベーシック」、ドライバーの車線維持操作をサポートする「アウディアクティブレーンアシスト」などを全モデルに標準装備とした。さらに、将来の自動運転につながるテクノロジーとして注目されている「トラフィックジャムアシスト」も搭載。渋滞時にアクセルとブレーキだけでなく、ステアリング操作にも介入してドライバーの負担を軽減する。

「A4 オールロード クワトロ」の価格は658万円(税込)となっている。