誰もが一度は食べたことがあるだろうカップ焼きそば「ペヤング」(税別170円)。去る6月、このペヤングを使ったアレンジレシピをまとめた『ペヤング本』(ジーウォーク)が発売され、全国のペヤングマニアの注目を集めました。
「広島風ペヤング焼き」や「ガパオ風ペヤング」「生春巻きペヤング」など、この本ではユニークなレシピが紹介されていますが、これだけさまざまな種類があるならば、まだ見ぬアレンジレシピを生み出せるのでは……!? そこで今回は、"焼きそばの向こう側"を目指すため、『ペヤング本』に載っていないアレンジレシピに挑戦してみました!
ヘルシーかつボリューミーに変身! ペヤング×チキンサラダ
カップ焼きそばを食べる時に、ついつい気にしてしまうのが栄養バランス。ペヤングをそのまま食べてもおいしいのですが、野菜やタンパク質も一緒にとれたらいいなと思ったことがある人もきっといるはずです。
そこでまずチャレンジするのが、ペヤング×チキンサラダのアレンジレシピ。足りない栄養素があるのならば、豪快に組み合わせてしまえばいいという、単純な発想です。今回は、チキンがたっぷり入ったセブン-イレブンの「銀座デリー監修タンドリーチキン風サラダ」(税別369円)を組み合わせてみます。
調理はとても簡単です。ペヤングを手順通りに調理し、上からサラダを乗せるだけ。つまり3分でできてしまう、お手軽アレンジレシピです。
お皿に盛ってみると……おお、まるでエスニック料理のようないでたちに。タンドリーチキンの色味も相まって、カップ焼きそばには見えません。サラダの味わいを引き立てるために、ドレッシングもかけてみます。
ぱくっと一口食べてみると……むむ! タンドリーチキンのスパイシーさと、焼きそばのソース味の相性が絶妙! 本当にエスニック系の創作料理のようです。カップ焼きそば独特のジャンクフード感もなくなり、アジアンテイストな気分に。野菜と麺の食感の違いも楽しく、サラダのフレンチドレッシングもさっぱりとした酸味なので、重たさがなく、どんどん箸が進みます。
栄養バランスに配慮しつつ、いつもと違った気分でペヤングとサラダを一緒に食べられるアレンジレシピです。
焼きそばがおしゃれなパスタに変身!? ペヤング×ジェノベーゼソース
スパイシーなアジアンテイストの料理を食べると、欧風の小洒落た味も恋しくなるもの。それならばと、ペヤングを使ってイタリアンなテイストに挑戦。ペヤングをパスタに変身させちゃいます。
『ペヤング本』では、「ペヤングカルボナーラ」や「ペヤングナポリタン」といったパスタアレンジが紹介されていますが、今回は、日清フーズ「青の洞窟 バジルとチーズ香るジェノベーゼ」(税別248円)と、付け合わせとしてスーパーで購入した生ハムロースを使い、ペヤングをジェノベーゼ風にアレンジします。
まずはペヤングを湯切りまで調理します。その後は、付属のソースの代わりにパスタソースをあえ、よく混ぜるだけ。好みに合わせて付属のソースも混ぜてみましょう。
お皿に盛り付け、生ハムをかざれば、あっという間に見た目はジェノベーゼ風に変身。麺が縮れている以外は、ジェノベーゼそのものです。緑色のペヤングというだけでも新鮮で、生ハムもいいワンポイントになっています。
早速、口に運んでみると……わっ! 焼きそばの麺の食感とジェノベーゼソースの組み合わせが新鮮!! 麺がパスタより少し柔らめなので、ソースとの絡み具合が楽しいです。ペヤングの場合、かやくの具材があらかじめ入っているので、キャベツのシャキシャキ感と生ハムのプリプリさを一緒に堪能でるのも◎。生ハムを乗せることでリッチ感が出るだけでなく、ほどよく塩分も加わるので、味のバランスもいいです。
手軽におしゃれな気分を味わえるので、ホームパーティーなどのおもてなしレシピとしてもオススメのアレンジです。
「どーん! 」と豪快な男飯アレンジ! ペヤング×牛丼
最後は、「ペヤングを食べるなら、とにかく食欲を満たしたい! 」という欲ばりな人にオススメの豪快アレンジを紹介。数年前、牛丼チェーンのすき家で限定販売されていた「やきそば牛丼」の再現に挑戦します。今回は、調理のしやすさを考え、ローソンの「だしを効かせた牛丼」(税別417円)を使って、ペヤング牛丼を作っちゃいます。
こちらも調理はとっても簡単。まずはペヤングを手順通りに調理し、丼にご飯を移し、あとは牛肉と焼きそばを上に盛るだけ。白飯、肉、焼きそばと、特に男性にはたまらない並びがまぶしいです。
丼に盛ってみると、炭水化物×炭水化物×肉という、パワフルな見た目にガツンとやられます。焼きそばにはライス派の方にとっては、思わずガッツポーツしてしまう組み合わせではないでしょうか。
焼きそばと牛肉、ごはんを勢いよくかきこんでみると……おお! 牛丼のつゆの甘辛さとソースの香ばしさがよく合ってる~! 麺と牛肉を一緒に食べると、具だくさんの焼きそばのようで、豪盛な気分になります。牛肉と麺だけではやや味が濃く感じるものの、ごはんがあるおかげで、味の濃さがうまく調和されています。なによりこの炭水化物MAXな食べ応えに感動
見た目の通りボリュームたっぷりのガッツリ系アレンジなので、牛丼だけ、焼きそばだけでは満足できない、満腹になりたいという欲ばり系の男性にはぴったりのアレンジです。
『ペヤング本』に掲載されているレシピだけでも合計160と、ペヤングを使ったアレンジレシピはバリエーションが豊富。今回は、ペヤングを使って"焼きそばの向こう側"へ行くアレンジをご紹介しましたが、まだまだ新たなレシピは数多くありそうです。ペヤングファンの人、久しぶりに食べようと思った人は、ぜひオリジナルのアレンジにも挑戦してみてくださいね。