年内での解散を発表したSMAPの代表曲「世界に一つだけの花」のシングル盤(03年)が週間3万3,000枚を売り上げ、オリコン週間シングルランキングで5位を記録するなど、同グループ関連音楽作品が好成績を収めている。

同シングルは、解散発表がなされた14日より前の集計週となった、15日付(集計期間は1日から7日)の週間ランキング88位(週間1,000枚)から、発表後の先週22日付(集計は8日から14日)には17位(週間5,000万枚)に急上昇。世間に与えた衝撃の大きさを示すかのように、今週29日付(集計は15日から21日)のランキングでは、さらに順位と売り上げの上昇を見せている。なお同作のトップ5入りは、グループの独立および分裂騒動が報じられた1月13日の翌週の集計週となる2月1日付で3位を獲得して以来となる。

グループの存続を願うファンたちによる、同作をはじめとした関連作品の購買運動は1月の騒動の沈静後も継続中。「累積売り上げ300万枚突破」を目指す声がSNSなどを通じて広がっていた同作も着実に売り上げ数を重ねてきたが、解散発表により勢いが加速し、累積売り上げは、騒動が表面化した週の集計週となった1月25日付から今週29日付までで、17万8,000枚を積み上げ、現時点で276万枚に達している。

また今週付のアルバムランキングでも、ベスト盤『Smap Vest』(01年/累積売り上げ180万3,000枚)が週間売り上げ4,000枚となって22日付の68位から7位に急上昇し、2001年4月に7位を記録して以来、15年4カ月ぶりにトップ10入り。これによりグループ関連作は、"シングル・アルバム同時返り咲きトップ10入り"を達成した。

なお、今週付の週間シングルランキングで、初登場1位を獲得したのは、SKE48の最新盤「金の愛、銀の愛」(発売中/8月17日にリリース)。こちらは、発売初週に25万2,000枚を売り上げた。