ヴァリューズは8月9日、今年の夏に旅行予定がある消費者のネット行動を分析した結果を発表した。今回は2016年7月4~12日にアンケート調査を実施し、回答者1万2,133人をネット行動分析の対象とした。

今夏の旅行予定者の検索キーワードランキング(2016年6月)

夏の旅行、国内派は3割

今年の夏に旅行予定があるかどうか尋ねたところ、「国内旅行派」は31.3%、「海外旅行派」は6.1%、「行き先は決めていないが旅行を検討中」は7.8%と、計45.2%が旅行を予定していると回答し、昨年(計45.1%)とほぼ同率となった。

GoogleとYahoo!の検索を対象に、今年の夏に旅行を予定している人がどのようなキーワードで検索しているか、2016年6月度の検索キーワードランキングを作成。その結果、国内旅行予定者では、5位「じゃらん」、6位「ANA」、7位「楽天トラベル」、8位「JAL」などの旅行系ワードがトップ20に入った。

また15位には「ふるさと納税」がランクイン。同社は「ふるさと納税をすると旅行をプレゼントする自治体もあることから、国内旅行検討者の検索であがってきたと見られます」と分析している。

また、「ふるさと納税」と同じく政府の地方支援策である「九州ふっこう割」の注目度も急上昇。検索者数(推計値)は6月の4万8,900人から7月は25万8,000人に拡大した。「ふっこう割」を含むキーワードを検索後にアクセスしたサイトをみると、1位は九州観光推進機構運営「九州ふっこう割お知らせサイト」、2位は旅行情報サイト「Travelers Navi」、3位は「じゃらんnet」となった。