――クランクインはいつでしたか?

5月20日過ぎくらいです。

――現場の雰囲気はどうですか?

王子様チックなお姫様抱っこのシーンがあったり、武井咲さんも笑ってしまったと会見で話していましたけど「俺に風邪うつせよ」と言うシーンがあったり、そんなことをタッキーが真面目な顔でやってくれているので、現場でもキュンときたり、笑いが起きたりしながら、真面目に取り組んでいる感じです。

――『滝沢歌舞伎』で座長を務められている滝沢さんは、ドラマの現場でもド~ンとされているのでしょうか?

ド~ンとはされてますね。あまり控室に戻ったりはせず、現場のみなさんと過ごす時間が多くて、めちゃくちゃしゃべる人ではないですけどその空気になじんでいる感じです。スタンドイン(立ち位置確認)も率先して『いいよ』って立ってくれたり、現場のスタッフからはすごく好かれています。

僕らも最初は「滝沢秀明だ!」という距離感が少しあったんですけど、その距離を感じさせない空気の作り方…気さくな頼れる兄貴みたいな雰囲気で現場を引っ張ってってくれています。現場はそういう意味では滝沢さんが引っ張ってくれていると思います。

――滝沢さんとのやりとりで特に印象に残っていることはありますか?

滝沢さんは「僕はこう思う」「こうしたい」ということはあまり言わないんです。演出の意向を聞く。「ここはこういう意味でいいんですか?」「こういう意向ですか?」という風に、脚本の世界観、監督が現場でやりたい世界観、カメラマンが撮りたい世界観をいかにうまくできるかっていうことをいつも考えてくれる。滝沢さんは自分で舞台の演出をしているんですよね。自分で演出をさせている方だからこそ、自分が演じる側になったときにプロフェッショナルとしての役者魂がにじみ出るのかもと思ったりしています。

――番宣で武井さん&滝沢さんがテレビに出演されているのを見ると、重みのある滝沢さんと、かわいらしい武井さんという感じで、いい雰囲気だなと。

武井さんはお顔立ちが端正でいらっしゃるので、距離感があるように思われがちですが、実際に話すと気さくなかわいらしいお嬢さまで、今回のドラマではそんな魅力も出たらいいなと。どちらかというとキレイで完璧というイメージですが、笑ったときのシワがくしゃっとなる感じがかわいいんです(笑)。今回、そういう魅力を伝えられたらと思っています。

(C)TBS