相鉄グループの相鉄不動産はこのほど、相鉄いずみ野線南万騎が原駅周辺地域(神奈川県横浜市)で暮らしに関するアンケート調査を行い、その結果を公表した。

相鉄グループが手がける南万騎が原駅周辺の世代型郊外住宅地モデル地域

同地域は昨年、国土交通省が所管する「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」に採択され、子育て世代から高齢者まで幅広い世代が安心して居住できる次世代型の郊外住宅地のモデルとなる「住み替え循環の促進による郊外住宅地再生プロジェクト」に取り組んでいる。今回のアンケートはこのプロジェクトの一環として同地域の4,300件に配布され、1,034件の有効回答を得た。

地域での生活の満足度では、「満足している」が85.7%、「住み続けたい」も88.0%と高い数値を示した。「住み続けたい理由」で多かった回答は「自然環境が良い」「住宅を所有している」の2つで、ともに約7割の回答者が選択した。次いで「治安が良い」「買物が便利だから」「地域に愛着がある」「通勤・通学が便利だから」「近くに友人や知人がいる」が多く、それぞれ約3~4割の回答者が選択した。

地域に対する意識としては、「この地域にいるときは、自然体でいられる」「この地域に、誇りとか愛着のようなものを感じている」など、好意的な声を選択する人が多かった。

住み替えるタイミングとして重視するものは「介護が必要になったら」「自宅を維持管理するのに体力上無理を感じたら」の2つが多く、どちらも回答者の約半数が選択した。

これらの調査結果は地域の魅力向上に活用するほか、建設を進めている賃貸マンションや今後建設するサービス付き高齢者向け住宅の整備などの参考にされるとのこと。賃貸マンションとサービス付き高齢者向け住宅の完成後は、それらに住み替えた居住者にも同様のアンケート調査を行い、評価の変化を確かめたいとしている。