俳優・小栗旬が主演し、大友啓史監督と初タッグを組む映画『ミュージアム』(11月12日公開)で、殺人アーティスト・カエル男をフィーチャーしたスマホジャックムービーが23日、公開された。

映画『ミュージアム』スマホジャックムービー場面写真

映像は、スマートフォンの画面サイズに合わせて制作されており、自分のスマホが勝手に作動し、制御不能になってしまうような恐怖演出が施されている。再生すると淡々とした天気予報が流れるが、突如画面にノイズが入ると、晴れの表示が雨に。断続的に浮かび上がる「奴が来る」の言葉と共に、ラストではカエル男から着信がくるという、最後まで気の抜けないホラームービーに仕上がっている。

そのほか、特典として"お仕置き付箋"がつく前売り券の詳細も発表された。これは、劇中でカエル男が必ず犯行現場に残す"ドッグフードの刑"や"母の痛みを知りましょうの刑"などと書かれた謎のメモにならったもの。デザインは、アニメ『秘密結社鷹の爪』の監督として知られるFROGMAN氏が担当しており、かわいらしくも少し不気味な"カエル男くん"のキャラクターイラストが書き下ろされている。前売り券は、1400円(税込)で、7月1日より劇場窓口にて販売される。

「僕のFROGMANという名で、まさかこんな形で関わる機会を頂けるとは思いもよらず、しかも僕の作風とは真逆なシリアルキラーとは!」と驚くFROGMAN氏。カエル男を「どこかユーモラス」とし、「きっと日本映画史に残る愛すべきキャラとなるでしょう!」とアピールした。

映画の原作は、巴亮介氏が漫画誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載していた同名のサイコスリラー漫画。小栗は、相手を徹底的に調べ上げた上で殺し方を演出する連続猟奇殺人犯・カエル男を追う警視庁捜査一課の沢村久志刑事役を務める。この沢村は、ターゲットとして自身の妻と子どもがリストアップされていたことから犯人を追い詰めるも、周到に仕組まれた罠の中で絶望的な状況に陥ってしまう。

映画場面写真(上)と特典"お仕置き付箋"イメージ


(C)巴亮介/講談社 (C)2016映画「ミュージアム」製作委員会