ボンバルディアは現地時間の6月15日、ヨーロッパ航空安全局(EASA)とアメリカ連邦航空局(FAA)よりCS100の型式証明を取得したことを発表。同機は2015年12月にカナダ運輸省より型式証明を取得しており、今回の型式証明取得を経て、6月下旬にも予定されているスイスインターナショナルエアラインズへの引渡しに移行する。
スイスインターナショナルエアラインズは7月にも定期便に導入を予定。現在ボンバルディアは、同社向けのCS100初号機の初飛行に向けて準備を進めている。
Cシリーズは、1機あたり最大1,300万米ドルの付加価値を運航会社に提供するように新規設計された機材。業界標準よりも大きな19インチ幅の座席、乗客ひとりあたりひとつの機内持ち込みバッグを収納できる大型頭上収納棚、単一通路型航空機市場では最大の窓を設備。また、Cシリーズの最大航続距離は、当初目標を350NM(648km)上回る最大3,300NM(6,112 km)となっている。
CS100に関しては、先進素材・最先端技術・先進空気力学などに加え、Pratt & Whitney PurePower PW1500Gエンジンを使用。エンジン交換済みの他の航空機と比較して、15~20%以上の燃費優位性を提供する。