「白鳥麗子でございます!THE MOVIE」公開初日舞台挨拶にて、左から吉原雅斗、上野優華、小林豊、河北麻友子、水野勝、久松郁実、久万真路。 (c)鈴木由美子/講談社 (c)2016「白鳥麗子でございます!」製作委員会

鈴木由美子原作による実写映画「白鳥麗子でございます!THE MOVIE」の公開初日舞台挨拶が、去る6月11日に東京・シネマート新宿にて行われた。

ステージに現れたのは、白鳥麗子役の河北麻友子、秋本哲也役の水野勝、桐生希一役の小林豊、椎名健吾役の吉原雅斗、桝田留美役の久松郁実、うずまき役の上野優華、久万真路監督の7名。総額1000万円相当のジュエリーを身に着けた河北が「アクセがブルガリ、ワンピースがベルサーチ、靴がルブタンです!」と堂々と発言すると、登壇者たちが驚きの声をあげる。小林は「本人が美しいから似合うんですよ。プライスレスですもんねー」と褒め称えた。

劇場版で新たに登場する知的な御曹司・桐生を演じた小林は、自らの役柄について「普段の自分とすごく似てるんです。性格的にも“ぴったりん”だなって」と河北のまねをしてはしゃぐ。それを見た河北は「全然似てない。みんな笑っちゃってるから!」とバッサリと断じたが、小林は懲りずに「撮影初日に『どうして!? どうしてそんなにキャラが違うの!?』って言われちゃって」と裏声で河北の真似。河北から「バカにしてます?」と鋭い視線を向けられるも、小林は「まゆちゃんのしゃべり方が好きなの」と穏やかにフォローしていた。

1月より放送されたテレビドラマ「白鳥麗子でございます!」の1年後を描く本作では、水野演じる優しい恋人・哲也とクールな桐生というタイプの違う2人の男が恋のライバルに。司会者から「どちらの男性を選ぶ?」と質問されると、河北は間髪入れずに「桐生!」と回答。「だって哲ちゃんチャラいんですもん!」と河北が言い放つと、久松も「ドラマ観てて思いました!」と同意する。水野はショックの表情で「監督!!」と助けを求めたが、久万監督からも「映画作り直したほうがいいかな?」と返され、味方がいない状態に陥った。

そんな中、小林は「やっぱ女子的にはね、一途がいいよねー!」と率先して口を開き、同じく桐生派だという上野に向かって「やっぱり! 1回でも浮気する人はずっと浮気するから!」とまくしたてて、水野をますます窮地に追い込んでいく。水野は「役の話ですよね?」と念を押しつつ、「哲也はチャラいと思ってる人多いかもしれないけど、でも映画では……見とけよ?」と観客席に挑戦的な言葉を投げかけ、期待をあおった。

また水野も「麗子みたいな女性はいかがですか?」と逆に聞かれるが、こちらも間髪入れず「ごめんなさい」と一蹴。「やっぱ振り回されるのって大変。考え方もスーパーポジティブで超越している部分があるし」と麗子のキャラクターへの思いを明かす。小林は「前代未聞じゃないですか!? お互いが選ばないって!」と声を上げ、河北と水野の型破りな回答に驚いていた。

「白鳥麗子でございます!」は高飛車ながら実は奥手で世間知らずなお嬢様の白鳥麗子と、彼女が幼少期より思いを寄せる秋本哲也を軸に描くラブコメディ。主題歌「Forever and Always」と挿入歌「With…」は、水野や小林らが所属するアイドルグループ・BOYS AND MENが担当している。

(c)鈴木由美子/講談社 (c)2016「白鳥麗子でございます!」製作委員会