「あげくの果てのカノン」1巻

米代恭「あげくの果てのカノン」1巻が、本日6月10日に刊行された。

月刊!スピリッツ(小学館)にて連載中の同作は、24歳の気鋭・米代によるSFラブストーリー。物語はゼリー(エイリアン)の襲来によって、都市機能を失った東京・永田町を舞台に描かれる。

主人公の高月かのんは、高校時代から8年間、一方的に思いを寄せる堺先輩にアルバイト先で再会。堺先輩への思いが崇拝の域に達しているかのんは、再会をきっかけにさらに思いを募らせていく。堺先輩は世界を救う英雄で、奥さんのものだと知っていながら……。恋愛経験がほとんどない女子が不倫をするとどうなっていくのか、かのんの一途な恋に注目だ。

また単行本の帯には押見修造、村田沙耶香、志村貴子からのコメントも。押見は「僕はかのんのような女の子だった」、村田沙耶香「『恋』ほど無垢な異常はない。」、志村貴子「隠しておきたい感情を丸裸にされてしまった感じ」と、それぞれ同作への思いを語っている。