「ドラゴン急流」カット (c)ゆうきまさみ/「ドラゴン急流」

松田奈緒子原作による連続テレビドラマ「重版出来!」に小道具として登場するマンガが、各作品の作画担当作家の単行本に収録される。

ドラマ「重版出来!」の劇中では、小道具として架空の週刊誌やマンガ雑誌を使用。そのマンガを河合克敏、村上たかし、のりつけ雅春、田中モトユキ、ゆうきまさみ、いくえみ綾といったマンガ家たちがドラマのために描き下ろしている。このたび「劇中作を単行本で読みたい」との声に応え、各作品全ページが単行本に収録される運びとなった。

8月18日に発売される田中モトユキ「BE BLUES! ~青になれ~」24巻には、田中による大塚シュート「KICKS」が、8月30日に発売されるのりつけ雅春「しあわせアフロ田中」4巻にはのりつけによる成田メロンヌ「黄昏ボンベイ」が収められる。また同じく8月30日リリースのゆうきまさみ「白暮のクロニクル」9巻では、ゆうきが担当した三蔵山龍「ドラゴン急流」が、村上たかし「アキオ…」では、村上が担当した八丹カズオ「タンポポ鉄道」が読める。

なお「白暮のクロニクル」9巻については「ドラゴン急流」「ドラゴン激流」の制作過程も含めた冊子付きの単行本が用意される。また「タンポポ鉄道」は村上による大幅加筆の上で収録。そのほか8月30日には「重版出来!」の最新8巻も登場するので、あわせてチェックしておこう。

「重版出来!」は新人の女性編集者を主人公に、出版業界を支える裏方の仕事を描いた職業マンガ。マンガ家との打ち合わせ、単行本の発行部数を決定する会議、書店との交流など、マンガを世に送り出すため多くの人が動いている様が展開される。ドラマは毎週火曜日22時からTBSにて放送中。