大井川鐵道は「恋人の日」である12日から、井川線奥大井湖上駅に「奥大井恋錠駅」(読み方は同じ「おくおおいこじょうえき」)の愛称を付けると発表した。同時に錠と記念きっぷのセットも発売し、カップルが愛を確かめ合う場所としての定着を図る。
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ハート形の南京錠と「奥大井恋錠」と書かれたきっぷをセットにした「愛の恋錠」 |
奥大井湖上駅は、ダム湖に突き出した半島状の場所にある秘境駅で、静岡県が県民から募集した「恋愛・結婚・子宝」にまつわる噂のスポット「ふじのくにエンゼルパワースポット」のひとつ。幸せを呼ぶ鐘や、恋人たちが愛を誓って錠前をかける場所が用意されており、過去何組ものカップルが結婚式を挙げている縁起の良い場所でもある。
今回、ハート形の南京錠1個と鍵2個、「奥大井恋錠」と書かれたきっぷ2枚をセットにし、「愛の恋錠」のネーミングで発売。千頭駅、奥泉駅、新金谷駅前プラザロコ売店で1セット950円で販売する。購入した「恋錠」は2人で名前を書き、「奥大井恋錠駅」の指定場所にかける。「ここで意中の人の心を恋錠でがっちりロックするのはあなたです」と大井川鐵道。
錠前は約3年間そのままにしておき、期間を過ぎたものは良縁にご利益があるという地元の寺「水川阿弥陀堂」に奉納する。記念きっぷは乗車券としては使用できないが、川根本町内の店舗・観光施設で提示すると割引などの特典が受けられる。
