シンガーソングライターで女優の藤原さくらが5日、都内で行われたフジテレビ系ドラマ『ラヴソング』(毎週月曜21:00~21:54)のイベントに登場し、ともに同作に出演するLeola、新山詩織とともにライブパフォーマンスを披露した。

『ラヴソング』のライブイベントに登場した藤原さくら

このドラマは、主演の福山雅治演じる元プロミュージシャン・神代広平が、孤独を背負った女性・佐野さくら(藤原)と出会い、音楽を通して心を通わせることで、失いかけた人生を取り戻す姿を描くもの。福山が作詞作曲を手がけた「好きよ好きよ好きよ」「Soup」の2曲を披露した藤原は、すでにクランクアップを迎えていることから、「この衣装で、佐野さくらのメイクで出るっていうのが最後だったので、感慨深いものがありました」と感想を語った。

藤原は演技未経験だったが、100人のオーディションを勝ち抜いて、今回ヒロイン役に抜てき。当時を「本当に最初はとんでもないことになったな」と振り返ったが、「本当にスタッフの皆さんと一緒に…」と言いかけたところで、急にスピーカーから異音が発生し、「うっそ!何今の!?」と、大きくリアクションしてしまった。

気を取り直して、東京・池袋のサンシャインシティでの路上ライブイベントや、YouTubeにアップした動画が多くの再生回数を記録したことなどを振り返り、「みんなとつながりながら、音楽を通してドラマができるっていうのが、すてきなことだなと思いました」と、集まった500人のファンに感謝の言葉を語った。

また今回、福山が手がけた楽曲を歌っていることについては「そんな人生を歩むとは思ってなかったです。まさか(『ガリレオ』のヒロインで福山作詞曲を歌った)柴咲コウさんに引き続き…。本当に墓場まで自慢し尽くしていこうと思います」と大喜び。司会のフジテレビ内田嶺衣奈アナウンサーが「『Soup』大好きです」と絶賛すると、「あっ! CD後であげますよ。6月8日発売です!」と、ぬかりなく宣伝していた。

(左から)Leola、藤原、新山詩織

3人で歌唱

このライブには、トップアーティスト・シェリル役のLeolaと、亡くなった神代の元恋人・宍戸春乃役の新山も登場。それぞれ劇中歌の「Rainbow」「恋の中」を披露し、最後は藤原を含め3人で「500マイル」「Day Dream Believer」を歌唱した。

3人とも今作のオーディションに参加しているが、本編で共演シーンは無く、そろったのは前日のリハーサルが初めて。藤原は「めちゃくちゃ贅沢じゃないですか。シェリル出てきて、春乃出てきて。春乃死んでるんですよ! 幻を目撃している。おめでとうございます」と、劇中ではありえないコラボレーションに興奮していた。

残す放送は、あす6日放送の第9話と、翌週13日の第10話のみ。藤原は「本当に最高の作品なので、最後2話ぜひリアルタイムで見ていただきたいと思います」と呼びかけた。