お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(52)が、5日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、両親がしつけとして小学校2年生の男児を北海道・七飯町の林道に置き去りにし、その後無事に保護された一連の出来事についてコメントした。

ダウンタウンの松本人志

虐待としつけの線引きが難しいとする意見に対して「そんなに難しいとは思っていなくて」と反論した上で、「叱る方に信念があるかどうか」が重要と説く松本。「家族構成も違えば子どもの性格も違う。やり方はいろいろあるので人の家族をとやかく言うことではなくて、『私はこの信念で叱っています』があれば全然問題はない」と主張した。

男児の父が世間体を気にして「山菜採り中に、はぐれた」と嘘の証言をしてしまったことから、「信念がなかったのかな」と察し、「どこかで後ろめたさがあったのでは」と推測。自身の6歳の娘には「ほとんど怒ったことがない」と言い、その理由を「(自分の)信念がないんですよ」。「勉強しなさい、習い事をしっかりしなさい、テーブルマナーがどうとか……どの口が言うんですか?」と問いかけた。

そんな松本が信念を持って娘に教えていることは、「人に迷惑をかけない」と「ずるいことをしない」の2つ。「それ以外のことに関しては、自分のことを棚に上げて怒れない」と正直に打ち明け、「この2つのことを、(男児の)お父さんは守れてないよね」と指摘し、「そういう意味で、僕はこのお父さんをしつけることはできますよ。『コラッ!』と言えます」と断言して笑いを誘った。

一方で、「この家族のこの先が心配」とも。「パワーバランスがどうなっちゃうんだろう。この子に対して、お父さんが今後怒れなくなるんじゃないか」と語っていた。