DODAは5月30日、ビジネスパーソンを対象とした「スキルアップの自己投資金額の調査」の結果を発表した。

1年間の自己負担金額

1年間の自己投資金額は8万7,128円

同調査では、仕事のスキルアップのために具体的な取り組みをしているビジネスパーソンに対し、直近1年間の自己負担金額を聞き、その金額と年収金額から"自分磨きエンゲル係数"をDODAが独自に算出した。

年間の自己負担金額は8万7,128円で、1カ月当たり7,261円、自分磨きエンゲル係数は1.68。層別にみると、「女性」「営業」「企画・事務」「管理職」が金額、自分磨きエンゲル係数ともに高かった。

男性より女性の方がスキルアップに積極的な理由について、同社は「あらゆるスキルにおいて、女性の方がキャリアアップ、自己成長のためと答える割合が多く、ライフイベント(結婚など)によるキャリアの中断に備えるために、男性より長期的な視線を持っているのでないか」と分析している。

スキル別の自己負担金額は、「アカウンティング」が8万316円(1カ月当たり6,693円)でトップ。以下、「戦略構築力」が6万6,390円(同5,532円)、「英語力」が6万4,701円(同5,392円)、「意思決定力・仮説構築力」が6万3,557円(同5,296円)と続いた。

転職意向のあり/なしでみた場合、ありの人の自己負担金額は10万5,571円(1カ月当たり8,798円)、自分磨きエンゲル係数は1.96。一方、なしの人は5万3,926円(同4,494円)、同1.17と、ありの人の約半分の投資額にとどまった。

調査期間は2016年3月、有効回答は20~49歳のビジネスパーソン(関東、東海、関西)1,000人。