JR東日本は20日、夏の期間(2016年7~9月)の臨時列車について発表した。583系を使用する臨時列車として、7月に酒田~青森間、9月に湯沢~青森間で特急「583系青函DC号」が運転されるほか、磐越西線の快速「あいづ」も583系による運転となる。
特急「583系青函DC号」は7~9月開催の「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」(青函DC)に合わせて運転され、酒田駅や湯沢駅から乗換えなしで新青森駅・青森駅まで結ぶ。新青森駅で北海道新幹線とも接続し、キャンペーンを展開する青森県・函館両エリアで楽しめる列車になるという。
7月2・3日に運転される「583系青函DC号」は酒田~青森間の運転。往路は酒田駅7時27分発・青森駅11時54分着、復路は青森駅17時50分発・酒田駅22時49分着となる。9月10・11日の「583系青函DC号」は湯沢~青森間の運転で、往路は湯沢駅8時12分発・青森駅12時41分着、復路は青森駅17時50分発・湯沢駅22時36分着。いずれも583系6両編成(全車指定席)による運転で、秋田駅・弘前駅・新青森駅など途中の主要駅にも停車する。
他にもキャンペーン開催に合わせた臨時列車として、五能線での「蜃気楼ダイヤ」を復活させた快速「リゾートしらかみ蜃気楼号」(7月13・14日運転)や、青森~弘前間の快速「SL銀河青函DC号」(9月17・19日運転)などが予定されている。7月16日には、快速「リゾートしらかみ」の新型車両「橅(ブナ)」編成がデビュー。国鉄色(朱色5号)のキハ40・48形による「五能線全線開通80周年記念号」も7月30日に運転される。
磐越西線郡山~会津若松間、旧型客車使用の臨時列車も登場
磐越西線の快速「あいづ」は、お盆の帰省・Uターンに便利な臨時列車として8月12~16日に運転される。郡山~会津若松間で1日1往復設定され、583系6両編成(全車指定席)を使用。運転時刻は郡山駅10時13分発・会津若松駅11時24分着、会津若松駅15時39分発・郡山駅16時54分着とされている。
磐越西線ではその他、快速「レトロ会津まつり号」の運転も発表された。運転日は9月24・25日で、旧型客車5両をED75形が牽引し、運転時刻は郡山駅9時52分発・会津若松駅11時39分着、会津若松駅15時35分発・郡山駅17時10分着となる。なお、新潟~会津若松間を往復する快速「SLばんえつ物語」は今夏も土日祝日を中心に運転される予定だ。