こんにちは! 結婚を1カ月後に控えているトギーです。入籍と結婚式が近づき、その準備に追われる毎日。忙しさのあまりイライラしてしまい、ちょっとしたことで彼氏と口げんかしてしまいがち。夫婦になって四六時中一緒に過ごしていたら、そのぶんケンカすることだって増えてしまうかも……!? 一つ屋根の下、夫婦ゲンカをしてしまったらどうすればいいのでしょうか?

結婚するまでにこの疑問を解決すべく、「ケンカしてもすぐに仲直りできる方法」を大調査! 代々木公園で出会った仲良し夫婦10組に聞いてみました。

1. 「時間を置く」冷静になったら自然と仲直りできる

「疲れてるときは、ケンカ腰になっちゃうことがありますね」。そう話してくれたのは、きりんぐみご夫婦。そもそもお互い怒鳴り合うような大きなケンカをしないそうですが、たまに険悪ムードになることはあるとのこと。

険悪ムードから仲直りする方法を尋ねると、「うーん、仲直りっていっても、特になにもしないなあ」と困ってしまったお二人。考えた末に奥さまから出た言葉は、「時間を置く」でした。時間が経つと忘れてしまって、自然のうちに仲直りしてしまっているのだそう。同じ家で生活していると、ケンカや口論をしても顔を合わせなきゃいけないのが夫婦というもの。

二人の間でぶつかることがあっても、「ケンカだ」とわざわざ取り上げることなく受け流してしまうのが、ずっと仲良しでいる秘訣なのかもしれませんね。

2. 「ケンカになったら切り上げる」大切なのは、怒りを大きくしないこと

続いて出会った仲良し夫婦に「ケンカすることはありますか? 」とお伺いすると、奥さまは「あります、あります。だいたい私がガミガミ言います。夫が家事を手伝ってくれないときに、よくケンカになりますね」とのこと。ケンカをしたときの仲直りの方法は、「時間を置いて、イライラが冷めるを待つ」だそう。

さらに、旦那さまがこんな話をしてくださいました。「夫婦って恋人とは違うんですよね。いつも一緒にいるわけだから、カップルのようにデート中に仲直りする必要はないんです。だから仲直りを焦る必要もない。重要なのは、"怒りを大きくしない"ことです。無駄に言い合ってイライラが大きくなったら不和が悪化しちゃうじゃないですか。だから、ケンカしたら一度切り上げて冷静になる。そうすれば仲直りも早いんじゃないかな」。

たしかに、イライラしていると、思ってもないようなことが口から飛び出すことってありますよね。夫婦なら、ケンカしてても一緒に生活していかなきゃいけません。無駄な言い合いを重ねるのでなく、一度冷静になることが大切なんですね。

3. 「いつも通りに過ごす」日常を過ごしていれば忘れてしまう

続いてお話を伺ったのは千花ご夫婦。このお二人も、旦那さまが家事を手伝わないときに奥さまが腹を立てることがあるとのこと。どのご夫婦も、家事の分担はケンカの種になりやすいんですね。

知花さんご夫婦流の仲直りの方法は、意外にも「一緒に過ごしていれば忘れちゃう」んだとか。冷静になってから「ごめんね」って謝ることもあるそうですが、一緒にいる間に忘れられるだなんて、なんて仲良し!

しかし、この後インタビューを続けていると、他にも「寝たら忘れます」と答える方が続出! 『仲直り』なんていうイベントがなくても、寝た翌日にはイライラが収まって、自然と仲が元通りになっているんだとか。わざわざ言葉にしなくても、お互いの気持ちを理解し合って自然と歩み寄っているという証拠ですね。さすがは夫婦です。

続いても、同じく「寝れば忘れます」と答えてくださったAさんご夫妻。

一緒に生活していれば、ケンカしたことも忘れるそうですが、そのキッカケになるのは1歳に満たない小さな小さな息子さん。息子さんの顔を見たら、それまでのイライラも吹っ飛んで、優しい気分になれるそうです。

そんなお二人は、仲直りの秘訣に「息子のいやし」と書いてくださいました。

4. 「とことん話し合う」ケンカではなく二人の未来を話す会議

「ケンカをしたら話し合う」と答えてくださったのは、GさんMさんのご夫妻です。

奥さまの話を旦那さまが聞いていなかったり、「子どもをお風呂入れてね」って約束したのに旦那さまが守ってくれなかったり、そんなときに奥さまの方が怒ることがよくあるのだそう。それを聞いた旦那さまは、「その通りです」と照れ笑い。

しかし、「最近は子どもの世話があるからケンカする暇もないですね。子どもが産まれる前は大ゲンカしたことがあるなー」と奥さま。ケンカのあと、二人で朝まで夜通しで話し合ったこともあるんだそうです。

それを聞いた旦那さまは、「たしかにケンカしたときにはとことん話し合いますね。むしろ、今後どうするかを考える会議みたいな感じです」と一言。しかしそれも、子どもが産まれる前の昔の話。今ではやはり、「時間が立ったら忘れちゃうなあ~」と二人、顔を見合わせて笑っていました。

話し合うことと、ほどよく水に流すこと。それぞれのバランスが大切ということが伝わってくるお話でした。

5. 「夫婦は同志だと考え、どう乗り越えるかを考える」恋人と夫婦の違い

最後にお伺いしたのは、60代の熟年ご夫婦。人生の大先輩であるお二人に、仲直りする秘訣を聞いたところ、旦那さまはこんな風にお話をされました。

「ケンカってのは恋人同士がするものでしょ。『あれをやってくれない』『もっとこうしてくれない』って怒ってぶつかる。夫婦ってのは、そういう関係じゃないんだよ」。

不満に思うことがなにもないんですか? と驚いて聞いてみると、奥さまは「腹が立つことはもちろんありますよ。でも、"いつものことだな"って思っていますから」とニッコリと答えてくださいました。

さらに、「なにか不満があったら、乗り越えていくんだよ。気持ちをぶつけ合うのは恋人。夫婦になったらぶつかったらときには、どう乗り越えるかを考えなきゃ。ケンカにはならない」と旦那さま。

素敵な人生の先輩方のお言葉に思わず感動! 恋人じゃないということは、どんな関係だっていえるんだろう……? と考えていると、旦那さまが一言。

「夫婦は『同志』かな」。

相手にあれこれしてほしいと思うのが恋人なら、自分が与えることを惜しまないのが夫婦ということかもしれませんね。

まとめ

というわけで、10組の仲良し夫婦のお話をまとめてみると……。

第1位. 生活する中で忘れてしまう(4組)
第2位. 時間を置いたら自然と仲直りできる(2組)
第2位. 一度距離を置き、冷静になってから謝る(2組)
第4位. とことん話し合う(1組)
第4位. ぶつかったらケンカするのでなく、乗り越える(1組)

上位2つがそもそも『仲直りなんてする必要がない』という回答内容でした!! 驚きですね。そもそも夫婦になった二人には、ケンカなんて大した出来事ではないのかもしれません。

口論になったり、イライラしてしまったりすることがあっても、お互いを理解している夫婦なら細かいことは水に流し、必要なときには話し合い、そんなふうに二人にとって一番良い生活を築き上げていくのが仲良しの秘訣なようです。

私も彼らのように、ケンカしても翌日にはすっかり忘れられる、理解し合える夫婦になりたいなー!! 以上、トギーがお届けしました!

著者プロフィール

トギー
ライター。出版社での編集者を経験した後、大学院へ進学。「書きながらに生きる」ため、論文執筆のかたわらWebライターとしてのキャリアをスタート。書くジャンルは、広告・マーケティング・旅行・アウトドア・小説など。好きなものは、ラオスとアイスと、おどること。 twitter:@tototogy