山陽電気鉄道は新型車両6000系の営業運転開始を記念し、4月29日から「新型車両6000系営業開始記念入場券」を販売開始する。
この記念入場券は、板宿駅・山陽明石駅・東二見駅・山陽姫路駅の4駅の硬券記念入場券各1枚、計4枚のセットで、1セット600円。工場から山陽電気鉄道の車庫への輸送写真など、6000系車両ができるまでの写真を掲載した台紙が付く。
入場券の券面に書かれた駅のほか、西代駅、東須磨駅、山陽須磨駅、山陽垂水駅、高砂駅、大塩駅、飾磨駅、山陽網干駅でも販売される。1,000セット限定のため、各売り場でなくなり次第販売終了となる。
6000系は山陽電気鉄道が19年ぶりに投入する新型車両。「環境にやさしく、安全・快適な車内空間の提供」をコンセプトに新造され、3両編成の普通車運用から2編成を連結した直通特急運用まで、幅広く対応できるという。
外観はアルミニウム合金の銀色をベースに、コーポレートカラーの赤を継承した「イノセントレッド」を配し、既存車両との調和を図る。側面のドア横には、挑戦し続ける姿勢を表現したという朝日をイメージしたオレンジのグラデーションを施した。
内装はガラス仕切板などを採用し、開放感のあるクリアでスマートな印象に。座席シートは外観と調和させた赤を用い、兵庫県花の「のじぎく」の柄を採用した。
電力回生ブレーキの使用範囲を拡大したVVVFインバータ制御装置の採用、照明装置のLED化などにより、既存車両(3000系)に比べて消費電力量を約40%削減。モータ駆動音や走行中の騒音の低減にも努めたという。