3月12日より上映されている映画『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』は、『プリパラ』劇場版3作目となり、初のオリジナルストーリーで展開。アイドルの聖地「プリパリ」にいるファルルからSOSを受け取った主人公・真中らぁらたちは、世界各地のプリパラでライブを開催し、「いいね」を集めながらファルルの元に向かう、といった内容となっている。
今回は、らぁらたちが所属するSoLaMi SMILE(そらみスマイル)のライバルユニット・DressingPafe(ドレッシングパフェ)の東堂シオン、ドロシー・ウェスト、レオナ・ウェストを演じている、山北早紀・澁谷梓希・若井友希の3人に、映画の見どころや、現在のドレッシングパフェについて語ってもらった。
夢がかなったドリームパレード
――3月12日に公開された映画『プリパラ』。初の完全オリジナルストーリーということで、みなさんもかなり気合いが入っていますね。
山北 いまだ自分のなかで映画を収録したという感覚がなくて(笑)。
若井 うん、今回の映画はアニメ2ndシーズン(2ndシーズン最終回は2016年3月28日放送)の最終回付近と映画のアフレコが被っていたからハードだった。アフレコの時はまだ絵が完成していなかったし、ほかの人と収録が一緒にならなかったから、はじめて映画を見た時は新鮮でした。
山北 確かに、劇場で見るまでどんな形になっているかわからなかったので、楽しみだったね。
澁谷 あと今回の映画は、毎週内容が少しずつ変わっているんですよ。
――1週目は「ふわり・あじみのコース」、2週目は「ひびきのコース」、3週目は「親衛隊のコース」と週替わりでライブをするキャラクターが違うんですよね。
澁谷 そうなんです! 週替わりのルート分岐が魅力だなと思っていて、何回見ても面白いんですよ。見どころがいっぱいある。ファンの目線で見ても楽しめる作品になっています!
――見どころといえば、ドレッシングパフェのライブシーンでは「ドリームパレード」を披露していました。
澁谷 はい! 元々はアニメのOPテーマで、作中ではそらみスマイルの3人がこの曲でライブをしていたんですけど、やっとドレッシングパフェで歌うことができて……。
――初日舞台あいさつでも、最近のアニメ本編ではシオンがソロライブをしたり、ドロシーとレオナが2人でライブをしたり、あまり3人で歌う機会がなかったので、やっと歌えたと言ってましたね。
澁谷 今回、「ドリームパレード」を歌うことになって、最初は3人ともメインのメロディーを歌う予定だったんですけど、せっかくドレッシングパフェという最高のユニットで披露するからにはハモリを入れたいなと。i☆Ris(山北、澁谷、若井と、そらみスマイルの茜屋日海夏、芹澤優、久保田未夢の6人が組むユニット)として「ドリームパレード」を歌う時は、さきさま(山北の愛称)と私が担当していたので、ドレッシングパフェ版ではドロシーがハモっています! 逆にシオンはよく歌えたよね。
山北 うん、シオンは声が低いので、曲のキーはいつもシオンに合わせて作ってもらっているんですけど、「ドリームパレード」はもともとi☆Risに合わせてキーが作られているので変えられなくて……。高い声になってしまうとシオンではなくなってしまうので、不安だったんですけど、2年間シオンを演じていた賜物でしょうか、シオンが乗り移ってくれて歌うことができました。
若井 逆に私は、高い声じゃないとレオナでなくなってしまうので、AメロやBメロを歌うのは大変でした。「ドリームパレード」はずっと歌いたかった曲なんですよ。アニメでもドレッシングパフェは歌わないのかな、ゲームでも歌ってないよな―って。今回、3人で歌うことができて本当にうれしかったです。夢が叶いました!