3月26日に東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2016」の日テレアニメ2016ブースにて、『てさぐれ! 部活もの』シリーズのイベント「『てさぐれ! 旅もの』大ヒット記念! みんなで旅ものを見よう!」が行われた。登壇者は鈴木結愛役の西明日香と、VAPに所属するプロデューサーの吉尾宗太。
『てさぐれ! 部活もの』は、2013年10月に第1期、2014年1月に第2期、そして2015年4月に『月刊少年シリウス』で連載していた4コマ漫画『みならい女神 プルプルんシャルム』とのコラボ作『てさぐれ! 部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう』が放送されたTVアニメ。「てさぐり部」という、新しい部活のあり方を考えるための部活に所属する女子高生が、体育会系・文科系に限らずさまざまな部活のあるあるネタやイメージを共有した後、その部活の新しいあり方を大喜利形式で発表し実践する、という部活動の様子を描いた作品。収録されたセリフに合わせて絵を描く「プレスコ形式」を採用していることや、声優たちの大喜利のクオリティー・自由さも話題となった。
本イベントは、『てさぐれ! 部活もの』で佐藤陽菜役を演じる明坂聡美、高橋葵役を演じる荻野可鈴、田中心春役を演じる大橋彩香と西の主演キャスト4人が、富士急ハイランドで大喜利や川柳発表などをするという番外編DVD「てさぐれ!旅もの」のヒットを記念し行われたもの。「旅もの」に収録されているコーナーのひとつ「あおい・こはるんでも楽しめる新しい富士急のアトラクションを考えてみよう!」のVTR上映に合わせて、収録時の思い出やエピソードを西と吉尾が語った。
会場にVTRが流れると西が早速、荻野が海のない山梨県にいるにも関わらず「オーシャンビュー」と発言していたことについて、「(荻野は)オーシャンが海って(意味だと)知らなかったから。オーシャンビューって言葉だけ知っていたらしい」と話すと、会場からどよめきが起きる。
また、大橋がボケると他の3人がシラける、というシーンについて「へご(大橋の愛称)のボケは基本放置なんです」と言ったものの、その後に大橋が発表した大喜利の「猫ちゃんと一緒!」という回答が一番好きだと発言。他のメンバーが「イケメン」や「ニップレス」など、「てさぐれ! 部活もの」ではお決まりとも呼べる大喜利ネタを発表するなかで「猫ちゃんと一緒!」という、流れを意識しない自由な回答をしたことがツボにはまったよう。なお、大橋のモノマネ(通称へごマネ)に定評のある西は、この回答でもへごマネをし、会場を沸かせていた。
さらに西は、イベントでは上映しなかった他のコーナーや収録時のエピソードとして、西と明坂が収録が進むごとに徐々に気持ちがエスカレートしていき、富士急ハイランドに売っていたパンツに関わる話など、どんどん過激な下ネタを発言するようになっていったとコメント。
最後に、登壇者2人が観覧者へ挨拶。西は「『てさぐれ!旅もの』がまさかこんなに売れるとは思っていなかった。5,000枚いったら、ハワイに行こうと言っていたら、いつの間にか(売上が)5,000枚を超えているらしくて……」と言うと、畳みかけるように「(まだ買っていない人も)買って損はないと思います。どこからしらで笑える部分があると思うので。それに、第二弾もやりたいねと話しているんです」とコメント。対して吉尾が「第二弾でいきなり海外とまではいきませんが……」と言葉を選びながらも「(次は)北か南に行きたいと思っています」と発言。最後に吉尾が「そう遠くないうちに第二弾という形でDVDにできれば(と思います)」と希望を口にすると、会場から歓声が起き、盛り上がりを見せたままイベントの幕が閉じた。