はなまるは3月24日、1日各10食限定で「ベジスープうどん」(680円)と「塩麹根菜スープうどん」(500円)を全国の「はなまるうどん」店舗(一部店舗除く)で発売する。4月4日までの期間限定での提供となる。

左から「塩麹根菜スープうどん」(500円・税込)と「ベジスープうどん」(680円・税込)

同社は2016年春より、「からだにやさしいはなまる、始まる。」とのコンセプトのもと、利用者の健康に寄与することをテーマとした商品開発・導入を展開。その第1弾として、「おいしく食べてキレイになる」をスローガンに掲げて投入されたこの2品の魅力をお伝えしよう。

麺はうどんか春雨から選べる

まず、この2品共通の特徴として、麺を通常のうどんもしくは春雨から選択できるという点がある。糖質制限をしている人や、カロリーを控えたい人からするとありがたい限りのこの試みは、はなまるうどんとしても初になる。

「以前から麺やてんぷらを含め、健康を意識したメニュー作りに取り組んでいました。この春から改めまして、麺も春雨ですとか、次の商品のために控えております糖質0g麺を使うことで、『食べて健康になる』ための選択肢が少しでも広がっていけば」と、同社経営企画室 マーケティング担当の釜石剛部長はその狙いを話す。

抗酸化を期待できるうどん

そして、美容面に配慮している点も特徴だ。「ベジスープうどん」は、抗酸化成分として名高く、化粧品やサプリメントなどにも配合されている成分・アスタキサンチンを使用している。

アスタキサンチンは自然界に広く分布している天然の赤い色素で、サケやエビ、カニなどに多く含まれるカロテノイドの一種。トマトのリコピンやにんじんのβ‐カロテンなどと同様に、体を酸化させる「活性酸素」を除去する働きを持つと言われている。

同社は「美容を意識したメニュー」考案にあたり、市場のニーズなどを勘案した結果、抗酸化力を持つ同成分に注目。アスタキサンチンの赤い色素をそのまま通常の食品に用いるのは珍しいという。

一方の「塩麹根菜スープうどん」は、レシピ本も多く出版された調味料・塩麹(しおこうじ)とたっぷりの根菜を使用。ビタミン類を豊富に含む野菜を食べれば肌の調子が良くなることも期待できるため、まさに「おいしく食べてキレイになる」というわけだ。