俳優の坂上忍(48)が、15日に生放送されたフジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~12:55)で、ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)の言動を批判した。
タレント・ベッキー(32)との不倫騒動後、今月10日発売の週刊誌『週刊文春』で初めて沈黙を破った川谷。ライブでファンに向けて語った「みんな『謝れ』って言うけど世間の誰に謝ればいいの?」「内輪での話だからみんな関係ない」などの発言が物議を醸し、全国ツアーの会場にはマスコミが殺到。川谷の会場入りをブルーシートで隠すなど、厳戒態勢が敷かれている。
この日のバイキングは「ギリギリトークSP」と題し、ゲストを交えて徹底討論。「世間に謝る必要、一切ございません!」と言う小籔千豊に対し、坂上は「謝るべきだと思います」と逆の考え。ベッキーがすでに会見を開いていることに触れ、「この人も会見を開かなきゃダメ。さらし者にならないと終わらないんだから」と事態の収拾を促した。
一方で、世間への謝罪に疑問を抱く川谷にも理解を示しつつ、「それはしょうがない。今の芸能界がそういう風潮になっているんだから。会見を開いくことが1つのけじめという流れになってしまっている」と説明。「そういう中で芸能界は回っている。CD出すときにもマスコミの人たちに協力してもらってるわけでしょ? 自分の都合の悪い時に雲隠れしていいのかという話になる。だったらインディーズでやってればいいんだよ」と持論を述べた。
さらに、「謝ったら『もう、いいですよ』となるのが人間」とした上で、謝罪会見はそのきっかけになると言い、「その傷は負わないとダメ。何の傷も負ってないんだから」と指摘。情報番組で"ゲスシート"などと報じられた会場入りについても、「スタッフの人にやってもらって、何様なんだという話」と疑問を呈した。
「一度は愛した人がさらし者になって、こっちは守られて」「こういう状況になって来てくれるファンはほぼ100%のファン。守ってくれるわけだ。その人たちの前でくだらない冗談を言って、どれだけ卑怯なやり方だと俺は思う」と熱弁をふるう坂上。ベッキーの復帰について一部では否定的な声が上がっていることから、「くだらないこと言ってる場合じゃなくて、嫌でも謝るのが一番早い」と川谷に訴えかける。
そして、謝罪後の取るべき手段は「黙れってことだよ」。「黙らないでくだらないことを言ってたら、またこうやって取り上げられるんだよ。やってることが子供じみてる」とバッサリと切り捨て、「彼の周りのスタッフは本当に大変だと思う。何よりもベッキーちゃんの事務所の方々は本当に大変だと思う。それをどう受けとめて、これからどうされていくのかということなのかな」とこの話題を締めくくった。