2人目はマイナビニュース・マネーチャンネルでコラムを執筆しているおはぎさん。2016年2月27日には、初の書籍『断捨離パンダのミニマルライフ』(ワニブックス/2016年2月/1,000円+税)を出版した。

おはぎ
断捨離を通して物と丁寧につきあい、ミニマリストを目指すアラサーのパンダ。マイナビニュース連載「断捨離パンダのミニマルライフ」。ブログ「モノクロ家計簿」。著書に『断捨離パンダのミニマルライフ』(ワニブックス/2016年2月/1,000円+税)(画像:マイナビニュース)

財布自体も軽いものを選ぶ

おはぎさんが利用しているのは、黒の三つ折り財布。kate spade NEW YORKのセカンドラインであるkate spade SATURDAYのものだそう。

kate spade SATURDAYの三つ折り財布

――ブラックとゴールドで格好良い印象の財布ですね

おはぎさん「2年前のクリスマスプレゼントとして彼からもらいました。以前使っていた長財布は、財布そのものが重かったんです。次に買い換えるときは、『黒』『軽い』『三つ折り(コンパクト)』を条件に探しました」

――長財布は結構重いですよね。財布はどれくらいの期間使っていますか?

おはぎさん「財布は大体1~3年スパンで使っています。独身の頃は毎回好きなブランドの財布を買って使っていたのですが、結婚したらそうも行かなくなって。雑貨屋で買ったりしていたのですが、元夫に『雑貨屋で安かったんだ』って言ったら『ふーん』と返されたのが嫌な記憶として印象に残っています」

開くとこのような感じに

――毎日使うものに嫌な思い出あるのは気がめいりそうです

おはぎさん「そうですね。離婚したあとに買った財布が、前に使っていた長財布です。購入したときに『結婚していたときは我慢していたけどいい財布を買ってやる!』『元夫を見返してやる!』という気持ちがあったので、その財布も正直見るたびちょっとどんよりした気持ちになることもありました(笑)。そんな感じで使っていた長財布がだんだん傷んできたこともあり買い替えを検討していたときに、この三つ折り財布をプレゼントしてもらったんです」

――今の財布に至るまでのエピソードが結構重いですね(笑)

メイン財布と小銭いれを分けて使用

――中にはどのようなものを入れていますか?

おはぎさん「この財布にはカード類とお札のみを入れています。マネーチャンネルのコラムでも少し紹介しましたが、カード入れには免許証、保険証、交通系ICカード、クレジットカード、スーパーのポイントカードなど全部で6枚入っています。以前は保険証を持ち歩いていなかったのですが、一度外で倒れたときに携帯しておらず大変だったので、財布に入れるようにしました」

カードとお札を入れている

――メイン財布と小銭入れを分けているのですね

おはぎさん「風水上、お札と小銭は分けた方が良いと聞いたので。この財布の小銭入れ(外側のファスナーのところ)には、レシートを入れています。スペースがそれほど大きくないので、レシートもこまめに取り出すようにしています」

――別で持ち歩いている小銭入れはどのように活用していますか?

おはぎさん「小銭入れにはお釣りの小銭を入れています。あとは彼にお使いを頼むときに使うことも。小銭入れにお金とポイントカードを入れて『お買い物行ってきて~』と渡したりしています(笑)」

意外なアイテムも入っていた!?

――……それにしても財布の1番右側、インパクトがありますね!

おはぎさん「開いた瞬間目に入りますよね(笑)。写真用スペースには私の大好きな宝塚歌劇団のカードを入れています」

宝塚歌劇団のカードが入っている!

――宝塚歌劇団! ミニマリストの方は、財布の中も毎日使う必要最低限しか入れていないと思っていたのでちょっと意外です

おはぎさん「朝夏まなとさん(宙組男役トップスター)が好きなんです。実は今日ここに来る前も、東京宝塚劇場で宙組公演を見てきました(笑)。1番好きな演目で、まなと様がとにかくかっこいいんです……! やっぱり好きなものがいつでも目に入るのはいいですね」

――ありがとうございました

終わりに

ミニマリスト2名の財布を紹介したが、それを見てあなたはどう感じただろうか。ミニマリストは財布までも最小限で、中には「小さすぎて使いづらそう」と思う人もいたかもしれない。確かに小さい財布はレシートをすぐ処分しないといけない、カードの枚数を絞らざるを得ない、といったように収納面で不便を感じることもあるだろう。

しかし、佐々木さんが語るように、その制限があることで「持ち主に強制的に整理させる作用」が生まれる(パンパンで使いづらくても気にならない人は整理しないかもしれないが)。

そして、財布が整理されていることは、自分のお金の状態をきちんと把握するための第一歩でもある。財布を変えたいな、と思っている人は、「ミニマムな財布」に挑戦してみてはいかがだろうか。

【新刊紹介】
『断捨離パンダのミニマルライフ』(ワニブックス/2016年2月/1,000円+税)

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浪費家、掃除も片付けも苦手、体重も90kg超えの三重苦だったパンダ。貯金ゼロ、キャリアもゼロで離婚というドン底から、断捨離&ミニマリズムに出会い大きく変わっていく。

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