住まいに「温水洗浄便座」は必要?

いまや一般家庭だけではなく、公共施設などにも幅広く普及しているトイレの「温水洗浄便座」。海外からの観光客の"爆買い"の対象アイテムとしても、日本の「温水洗浄便座」の優秀性はよく知られている。そんな「温水洗浄便座」が、住まい選びの際にどう考えられているのか、一人暮らしのマイナビニュース会員397名に聞いてみた。

Q.住まい選びの際、温水洗浄便座は必要ですか
必要 42.6%
必要ではない 57.4%

Q.その理由を教えてください
■必要
・「あった方が、清潔だと感じるため」(49歳男性 / 医療・福祉・介護サービス / 個人事業主・会社役員)
・「冷たい便座に座るのが嫌だから」(26歳女性 / 物流・倉庫事務・企画・経営 / 会社員・公務員・団体職員)
・「これに慣れてしまうと、今更紙で拭くだけというのは辛抱できない。外出時でもこれのないトイレは敬遠する」(68歳男性 / その他 / 退職者)
・「なければ自分でつけるけど、費用がかかるのでできればついていてほしい」(33歳女性 / 建設・土木営業 / 会社員・公務員・団体職員)
・「現在の賃貸は、最初ついてなかったので、購入した。一度使うと、使わないと気持ち悪く感じる」(36歳男性 / シンクタンク・マーケティング・調査 / 会社員・公務員・団体職員)
・「大好きなので、絶対必要です」(39歳男性 / 総合商社 / 会社員・公務員・団体職員)
・「ずっと使っているので、出先でトイレにない場合など、排泄後非常に違和感を覚える」(64歳男性 / 医療・福祉・介護サービス / 個人事業主・会社役員)

■必要ではない
・「普段から温水洗浄便座は使っていないから気にならない」(36歳男性 / インターネット関連 / 個人事業主・会社役員)
・「便座が暖かいのと自動で流してくれるのはうれしいけど、電気代がかかるから」(29歳男性 / 海運・鉄道・空輸・陸運 / 会社員・公務員・団体職員)
・「あれば便利と思うが、維持管理(清掃)などが面倒」(52歳男性 / 輸送用機器 / 会社員・公務員・団体職員)
・「自宅の便座なので、寒く感じない工夫(便座カバー)を自ら工夫すればよいので」(35歳男性 / その他 / フリーター)
・「家賃が同じなら付いていたほうがいいが、ないことによって家賃が安くなるのであれば我慢できる」(54歳男性 / その他メーカー / 会社員・公務員・団体職員)
・「個人的に温水シャワー付き便座は好きではなく、使わないから」(31歳女性 / 医療・福祉・介護サービス / 会社員・公務員・団体職員)
・「いつもカバーをつけているので、冷たさは気にならないです。洗浄も特に使っていないので、必要ないです」(35歳女性 / システムインテグレータ / 会社員・公務員・団体職員)
・「え、使ったことがないし、気持ち悪そうな印象がありますし、そこでお金を取られるくらいならいらない」(41歳男性 / 精密機器 / 会社員・公務員・団体職員)
・「便座カバーを付ければ冷たくはないし、温水洗浄便座は人によって好き嫌いが分かれると思うので」(32歳男性 / その他メーカー / 会社員・公務員・団体職員)

■総評
住まい選びの際、温水洗浄便座が「必要」と回答したのは42.6%、「必要ない」は57.4%で、「必要ない」がやや優勢となった。

温水洗浄便座が「必要」な理由としては、「清潔」「毎日使用している」「冬に快適」「気持ちがいい」「持病持ちなので」などが挙がった。また、「同居している親の体が不自由だから」という意見も。

一方「必要ない」派は、「あればうれしいが、ないからその物件を選ばないということにはならない。実際に半年前に引っ越したのですが、ついていません」などのように、温水洗浄便座の利便性は認めてはいるものの、それが住まい選びの絶対的な条件ではない、という傾向が見られた。

そのほか「必要ない」という理由として、「清掃や維持がめんどくさい」「電気代の節約のため」「好きでない」「あっても使わない」「ぜいたく品」「特に困らない」などが聞かれた。なかには「お尻の穴が耐えられないので」という実体験に基づいた主張や、「後でつけた方が最新の設備になるから」という論理的な見解もあった。

調査時期: 2016年2月23日~2016年3月1日
調査対象: マイナビニュース会員(一人暮らしの人限定)
調査数: 397名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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