2016年は花粉症にいくら投資することになるのか……!

花粉症患者にとってはアレルギー症状も厄介だが、予防・対策にかかる費用も悩みの種だ。毎年の"恒例"として、マスクや薬などで出費がかさむ。「出費は抑えつつ、できる限り症状を緩和させたい」という気持ちが、花粉症患者の本音ではないだろうか。

そこでこのほど、花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に「2016年の花粉症シーズンに使う予定の金額」を聞いてみたので、使い道とあわせて紹介しよう。

Q.2016年の花粉症シーズンには、花粉症対策としてどれだけのお金をかける予定なのか教えてください

1位: 1,000円未満(31.3%)
2位: 1,000円以上2,000円未満(19.7%)
3位: 2,000円以上3,000円未満(13.0%)
4位: 3,000円以上4,000円未満(11.0%)
5位: 5,000円以上6,000円未満(8.7%)

■1,000円未満

・「なるべくお金をかけずにケアしたいと思う。マスクぐらい」(28歳男性/情報・IT/技術職)
・「自然に身をまかせる」(38歳男性/団体・公益法人・官公庁/営業職)
・「お金をかけたくない」(28歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「ガーゼマスクとティッシュだが、常備しているので特に新しく買うことはなく実質ゼロ円」(46歳男性/ソフトウェア/技術職)

■1,000円以上2,000円未満

・「花粉対策メガネと上質なマスクを購入しようと思います」(32歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「マスクは新しいものを購入する」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「全額マスク代」(34歳男性/金融・証券/営業職)
・「市販の鼻水を止める薬を買う予定」(28歳男性/情報・IT/技術職)

■2,000円以上3,000円未満

・「花粉症対策メガネを買おうと思っている」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「これくらいかけて目に影響がなければよいと思うことにします」(31歳女性/その他/その他)
・「甜茶のサプリメントとマスク」(38歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)

■3,000円以上4,000円未満

・「花粉症に効果があるといわれるヨーグルトやサプリメントを試してみたいと思っている」(24歳女性/食品・飲料/専門職)
・「市販薬、病院代、処方薬代、マスク、鼻に塗るクリーム、柔軟剤代」(46歳女性/その他/その他)
・「受診費用と薬代」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)

■5,000円以上6,000円未満

・「病院に行ったりするとだいたいそのくらいになりそうだから」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「負担になりすぎない範囲でできるだけ対策をしたいから」(37歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「病院代3カ月分だとだいたいそれくらいだから」(33歳女性/小売店/販売職・サービス系)

■その他

・「2万円以上3万円未満: 通院したらどうしてもそれぐらいかかってしまう」(36歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「2万円以上3万円未満: 治るならいくらでも」(31歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「1万円以上2万円未満: マスク2,000円、吸入薬に1万8,000円」(50歳以上男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「1万円以上2万円未満: かけるつもりなくても薬やティッシュやマスクなどなど、2カ月の消費量を考えたらこのくらい毎年かかってしまう」(31歳女性/電機/事務系専門職)
・「7,000円以上8,000円未満: マスクと内服薬は比較的長いスパンで必要なので、2,000~3,000円、今年は医療機関を受診してみるつもりなので4,000~5,000円」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)

■総評

1位は、全体の3分の1を占めた「1,000円未満」となった。2位には1,000円未満よりも1つ高い価格帯の「1,000円以上2,000円未満」が、3位にはもう1つ高い価格帯の「2,000円以上3,000円未満」が続き、花粉症にかける金額は極力抑えたいようだ。

一方で、1万円以上の金額を投資する予定と回答した人は全体の5.3%だった。「薬が1回5000円くらいなので、2回で1万円といった感じ」(1万円以上2万円未満: 48歳男性/アパレル・繊維/事務系専門職)などのように、薬代が費用を底上げしているケースが高額投資者の間で多かった。それでも、注目すべきは3,000円未満で予防・対策をすませたいと考えている人が6割以上という現実だろう。

日経平均株価は1万円を割っていた頃に比べれば上がっており、アベノミクスによる恩恵にあずかっている人も少なくないだろう。だがそれでも、多くの消費者の財布の紐は固いままなことが今回の結果からうかがえる。花粉症患者は、シビアにコストパフォーマンスを見極めたうえで対策を講じる必要があると言えそうだ。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2015年11月5日~11月7日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性116名 女性184名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート