富士重工業はスイスで開催されている「2016年ジュネーブ国際モーターショー」(一般公開は3月3~13日)にて、スバル「XV CONCEPT」を世界初公開した。
「XV CONCEPT」は、スバルの次世代デザインフィロソフィー「DYNAMIC X SOLID」をコンパクトクロスオーバーモデルとして表現したデザインコンセプトカー。凝縮されたボディサイズの中で、ダイナミックかつソリッドなスバルらしいデザイン要素と、クロスオーバーならではの力強い造形を大胆に表現しつつ、クラスを超えた質感を融合させることで、次期「XV」のデザインの方向性を提示している。
フロント、サイド、リヤの各デザインをダイナミックかつソリッドな面構成でつなげ、スバルデザインの特徴のひとつである立体的で塊感のあるボディを構築。凝縮感あるボディ形状の要所に躍動感あふれるキャラクターラインを配し、スバルが提供する価値「安心と愉しさ」のデザイン表現を限られたボディサイズの中で追求した。機能性については、優れた空力性能やクロスオーバーに要求される十分なロードクリアランス、荷室を確保することで、スタイリングとの融合を実現している。
エクステリアカラーには氷河を想起させるブルーグレーを基調とした専用色「グレイシャーカーキ・シリカ」を採用し、質感高く仕上げた。フロントバンパー・ホイールアーチ・サイドシル・リヤバンパーへと連続して設けたマットブラックのクラッディングや、フロントグリル・前後バンパー・アルミホイール・ルーフレールに配されたオレンジのアクセントと組み合わせることで、エクステリアカラーにおいても多様なキャラクターを持つクロスオーバーらしさを強調している。