ケルヒャージャパンはこのほど、「飛散物」に関する調査の結果を発表した。同調査は2月1日~5日、全国の20歳以上の男女1,000名を対象にインターネットで実施した。

春の大気中の飛散物で一番気になるものは何ですか?

春の大気中の飛散物で一番気になるものは何か尋ねたところ、「花粉」(31%)が最も多かった。次いで「PM2.5」(26%)、「黄砂」(12%)となっている。一方、「特にない」という回答も29%と多く、飛散物を気にしている人としていない人の意識格差が大きいことがわかった。

地域別で見ると、北海道・東北では「特にない」と答えた方が一番多い。しかし、最近では北海道でも黄砂が観測されることもあることから、北海道や東北の回答者から「黄砂で車が汚れる」といったコメントも寄せられているという。

関東、信越・北陸・東海では「花粉」が最も多い。近畿より南になればなるほど「PM2.5」が気になる割合が増え、九州・沖縄では「PM2.5」が最も多かった。

春の大気中の飛散物で一番気になるものは何ですか?(エリア別)

春の大気中の飛散物が一番気になるのはいつごろか尋ねたところ、「3月上旬から4月上旬」という回答が多かった。特に3月上旬と感じている人が最も多くなっている。地域別では北海道・東北は4月上旬、その他の地域では3月上旬から3月下旬という回答が多い。

春の大気中の飛散物が一番気になるのはいつごろですか?

家周りに付着した春の飛散物を掃除しているか聞くと、約7割が「していない(「あまりしていない」「していない」の合計)」と回答した。しない理由としては「また飛んでくるから」「面倒だから」といった回答のほか、「掃除の仕方がわからない」という声もあり、飛散物は気になるが掃除には消極的な傾向があるようだ。

家周りに付着した春の飛散物を掃除していますか?

家周りで、春の飛散物が付着して気になる場所はどこか尋ねると、「窓・網戸」「ベランダ」「車」が上位を占めた。特に飛散物の室内への侵入場所となり、汚れも目立ちやすい「窓・網戸」が気になると答えた人が多い。

最後に、自由回答で飛散物に関するエピソードを聞いた。各地域からは「黄砂の降る時期は車が汚くなり、洗車場が込み合います」(北海道エリア)、「ベランダにスギ花粉が黄色く溜まる」(関東エリア)、「中国からのPM2.5が非常に気になります」(九州・沖縄エリア)といったコメントが寄せられている。