お笑い芸人の永野が2日、都内で行われた、米映画『ハッピーボイス・キラー』のブルーレイ&DVD発売記念イベントに出席した。
本作は、猫や犬、生首がしゃべるホラー・コメディー。バスタブ工場に勤める風変りな青年・ジェリーは、ひょんなことから殺人事件を起こして証拠隠滅を図る――というストーリーで、主演のライアン・レイノルズが1人5役を演じている。
生首状態で登場した永野は、「どうも永野です! 大ブレイク中です!」と単独イベントに意気揚々。どんな女性の生首が欲しいかと聞かれ、「そんな性癖なーい。女優たちの裏の顔も知ってるから興味なーい」と毒づく永野は、その実名を求められると、「2年前までは答えてたけど、ブレイクして守るものが増えて牙を抜かれた」と態度を一転。さらに厳し追及する記者に、「怖~い。怖~い」と戦々恐々していた。
"孤高のカルト芸人"と呼ばれた永野は、芸歴21年目にしてテレビ番組などでブレイク中。「今までは無理してカルト映画を見てるようなファンばかりだったけど、最近は子どもが同じ衣装で来てくれたり、女子中高生が応援してくれたり」とその実感を語りつつ、「ゆるキャラとして見られてるんだと思ってる」とブレイク要因を冷静に分析した。
また、「子どもの頃から『天才だ』と言われてたので売れて当たり前。『もっと高い位置をくれや!』と思ってる。まだ序章。まだ納得してない」と豪語し、「一般の人にすげー嫌われてるのに、テレビに出ている人になりたい。金を持ってて周りの人だけが褒める小さな王様になりたい」と怪気炎。0円だったこともあるという給料だが、今は100万円ほど? と突っ込まれると、「あります! あります!」と即答して報道陣を驚かせていた。