狂言師・野村萬斎が現代劇に初挑戦し、雨上がり決死隊の宮迫博之と共演する映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』(4月29日公開)のポスタービジュアル(Web版)と予告映像が29日、公式サイトで公開された。

映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』ポスタービジュアル(Web版)

残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読める元お笑い芸人で人間嫌いのネガティブ男・仙石和彦を萬斎が、その元相方の丸山竜治を宮迫が演じる本作。『探偵はBARにいる』シリーズ、『リーガル・ハイ』シリーズなどを手がけた古沢良太氏が脚本を担当し、『デスノート』シリーズの金子修介監督がメガホンを取る。関ジャニ∞の安田章大、女優の杉咲花、木村文乃らが脇を固める。

ポスタービジュアルは、仙石がこちらに向かって手をかざしており、それを丸山が訝(いぶか)しげに見つめる表情が印象的なデザイン。「あなたの全て読み取ります」という言葉の通り、仙石の手には残留思念を読み取る"スキャニング"の力が宿っており、人探しの依頼から、連続殺人事件を捜査する大舞台へと突入していく。それを表しているように、下部には「その探偵は自らの"手"で謎を解く」という言葉も躍っている。

同時公開の予告映像は、そんな仙石が能力を使って思念を読み取る姿が捉えられている。続くシーンでは、「あなたの力で見つけてほしいんです」と依頼人の少女の一言で、丸山と共にピアノ教師失踪事件を捜査することに。しかし、仙石の思念の読み取る姿は壁や自転車のサドルをなで回すなど、はたから見れば異様な光景で、これには丸山からも「やっていることはただの変態にしか見えない」とのツッコミが。

しかし記憶が交錯する中、「犯人の記憶が拾えるかもしれない」との仙石の一言でシーンは一転。激怒する丸山のカットなどシリアスな描写が続き、実は犯人は"もう1人の女"である可能性が示唆される。さらに、「解いてはいけない謎」というテロップや「これは誰の思念だ…!?」と困惑する仙石らが映しだされていく。

(C)2016「スキャナー」製作委員会