NHKBSプレミアムのドラマ『インディゴの恋人』の取材会が22日、東京・渋谷区のNHK放送センターで行われ、キャストの新井浩文、美波、山口まゆ、久保田紗友、青山草太、片岡鶴太郎が出席した。

NHKBSプレミアムのドラマ『インディゴの恋人』に出演する青山草太、久保田紗友、新井浩文、山口まゆ、美波、片岡鶴太郎(左から)

27日22時から放送する同ドラマは、岡山放送局が制作した大人の愛の物語。ジャズピアニストという夢を諦め、デニム加工職人として働く健二(新井)は、画家のみゆき(美波)と出会う。魅かれ合う2人だったが、みゆきには誰にも言えない過去があり――というストーリーで、倉敷市を中心にロケが行われた。

主人公を演じた新井は、プライベートでもたびたび岡山を訪れているそうで、「うちも本当に好きな街。景色も良いし、デニムもあるし、岡山を知らない人も行きたくなる映像になった」とアピール。また、ヒロインの美波は、「この作品に関わることができる最後の日なので、今日はとても寂しい」と吐露しつつ、「一つひとつの出来事に、とても強い思い入れがある。多くの人に見て頂きたい繊細なドラマになった」と笑顔を見せた。

撮影中には"大人の恋愛観"に関し、新井と泉並敬眞監督との間でバトルが勃発したことが明かされ、泉並監督が、「恋愛経験が少なくてすみません……」と新井に謝罪する場面も。また、サブタイトルの"傷や汚れが価値になる"にちなみ、「やらかしたことはもちろんある。でも、それが今に活きていることはない」と断言した新井は、「俳優ですから、人に言えない心の傷はすごく価値あるものになると思う」と話していた。