野外の展望台
展望台は124階。分速800mの高速エレベーターなので、1分で到着する。その1分の間にも、今何階なのかが表示され、エレベーター内に映像が映し出されるなどの工夫がなされている。
地上452mの展望台について驚いたのは、野外だったこと! ちなみに日本の東京スカイツリーの展望台は451.2mと、実はほぼ高さが変わらないのだが、雨の多い日本では野外にするのは難しいのではないだろうか。晴天の下で、ドバイの街並みを見るのはかなりの気持ちよさだ。
季節は12月だったが、気温は日本でいったら初夏くらいの雰囲気。逆に真夏に登るときは日光対策が必要かもしれない。
近代的、というよりもはや未来感あふれるビル群と、上から見ると複雑な形をしている石造りの伝統的建築群、彼方に広がる砂漠、アラビア湾と人工島……なんとも不思議な組み合わせで、いつまで見ていても飽きない。ここまで異なる景色が組み合わさった展望台はなかなかないだろう。
おみやげも充実
ひとつ下、123階は屋内展望台になっている。こちらはエキゾチックで近代的な雰囲気だ。
123階ではおみやげも売っている。もちろんタワーをモチーフにしたおみやげが多いのだが、全体的な雰囲気が東京タワーやスカイツリーのおみやげにも似ていて、世界共通のようだ。ただ、お菓子系はあまり見かけなかった。
内部を堪能して帰ると、いろんな国の言葉の「さようなら」が。日本語は「バイバイ、またね。」と、句読点がうまく表示されていないのも含めてなんだかかわいい。
世界一のタワーから見る景色……その高さ以上に、発展を続ける砂漠の街を一望できることに大きな価値のあるものだった。
※1 AED=約30円で計算(2015年12月)
※取材協力:エミレーツ航空