ADDIXはこのほど、「SNSと女性についての意識調査」の結果を運営する情報サイト「BWRITE」で発表した。調査は2015年12月10日~17日、18歳以上の「Skets」会員女性を対象にWEBアンケート方式で行われ、213名の有効回答を得た。

必要不可欠なSNSは「LINE」

「必要不可欠なSNSは?」

調査ではまず、「SNSを使用している」と回答した女性を対象に、最も「必要不可欠」なSNS を1つだけ答えてもらった結果、半数近くが「LINE(45.6%)」と回答。次いで、「Facebook(21.7%)」「Twitter(18.3%)」「Instagram(8.9%)」と続いた。

「必要不可欠なSNS(年代別)」

年代別で比較してみると、どの年代でも「LINE」がトップだったが、その割合は、若い年代ほど高く、20代以下では57.9%にのぼった。「LINE」を選んだ人からは「家族や友人との連絡はほとんどLINEだから」「連絡先がLINEのみしか分からない人が多い」などの理由が挙がり、連絡ツールとしてLINEを日常使いしている人が多いことがうかがえた。

「Facebook」と回答した人の主な理由としては、「公私の重要なつながりがあるから」。「Twitter」では、「情報の発信や受信に利用しているから」という意見が多数寄せられ、「Instagram」を選んだ人のコメントからは、「おしゃれさと画像メインな点を評価し、閲覧を楽しんでいる様子」がうかがえた。

情報収集するなら「Facebook」

「これがないと情報収集に困るSNSは?」

次に、「(これがないと)情報収集に困る」と思うSNSを1つだけ選んでもらったところ、「Facebook(27.2%)」が1位に。次いで、「Twitter(24.4%)」「LINE(20.0%)」「Instagram(13.3%)」と続いた。回答は各SNSに分散しており、女性が情報収集ツールとしてどのSNSを重視するかは、収集したい情報の種類によって異なっているよう。また「特になし/その他」の割合も15.0%あり、「SNSを情報収集には使わない」という意見も一定数見られる結果となった。

「これがないと情報収集に困るSNS(年代別)」

年代別に見ると、20代以下では、「LINE(23.7%)」「Twitter(23.7%)」「Facebook(15.8%)」「Instagram(15.8%)」の4つのSNSに回答が分散しており、また意外にも「SNSを情報収集には使わない(21.1%)」と回答した人も少なくなかった。

30代では、「Facebook(31.8%)」や「Instagram(21.2%)」と回答した人の割合が各年代の中で最も高く、「LINE(16.7%)」と回答した割合が最も低かった。40代以上では、1位の「Facebook(28.9%)」に次いで「Twitter(27.6%)」が僅差で続き、3位に「LINE(21.1%)」という結果に。「Instagram」と回答した人は、わずか5.3%にとどまった。

年代によって異なる「使って楽しいSNS」

「使っていて楽しいSNSは?」

最後に、「使っていて楽しい」SNSを答えてもらったところ、その回答は大きく分かれ、1位「LINE(27.8%)」、2位「Twitter(22.2%)」、3位「Facebook(20.0%)」、4位「Instagram(19.4%)」という結果に。1位と4位の差はわずか8%だった。

「使っていて楽しいSNS(年代別)」

年代別に見ると、20代以下では「Instagram(34.2%)」が断トツのトップに。また、30代でも「Instagram(25.8%)」と回答した割合は少なくなかった。楽しいSNSとして「Instagram」の人気は高いようで、「他のSNSと比較して、1投稿あたりのクオリティが高いから。みんないい写真やお洒落な写真を投稿しているから」(20代以下/学生)、「写真集のようにきれいな画像が多く、見ていて楽しい」(30代/パート・アルバイト)、「フォロワーと深く関わらず、楽しめるから」(30代/フルタイム勤務)といった意見が寄せられた。

30代・40代以上の1位は「LINE」で、「グループ等で会話のようにコミュニケーションが取れてとても便利だから」(30代/専業主婦)、「スタンプがあったりして楽しめる」(30代/フルタイム勤務)など、トーク機能での会話が楽しいという理由が目立った。

また、40代の特徴として「Facebook」を選んだ割合の高さが際立ち、「友人の近況を知ることができるから」(40代以上/無職)、「知人の情報がみられるから」(40代以上/自営業・自由業)といった意見が挙がった。一方「Instagram」と回答した人はわずか6.6%。「Instagram」を使いこなして楽しんでいる40代以上の女性はまだまだ少数派であることが浮き彫りとなった。